■Boon Rawd Brewery Co.,Ltd.
Boon Rawd Brewery が製造する“シンハビール”は、1934年、ドイツとの技術提携により造られた「タイ初の国産ビール」である。製造開始〜1994年末まで「タイビール市場の9割以上のシェア」を誇り、タイのビールの代名詞だった。
1995年、タイのウイスキー王ジャルーン・シリワタナパクディ氏が“ビアタイ1991社”を設立して、“ビアチャーン”がタイビール市場に参入。ビアチャーンは、宣伝が優れていたこと、シンハビールより「高アルコール&低価格」だったため、瞬く間にタイ人の心を引きつけた。
以後、シンハビールは《凋落》の一途を辿る。
Thai Boon Rawd Group(Boon Rawd Brewery Co.,Ltd.)は、シンハビールの売れ行き不振対策として、1998年、廉価版のビール「レオ」を発売。以後、「スーパー・レオ」と続いたが、劣勢は否めず(レオを子会社 Khon Kaen Brewery Co.,LTD. に分割)。
1999年末、プレミアムビール(ライセンス販売ビール)のミットワイダを発売。しかし2000年末には、シンハ、レオも含めた同社グループの販売ビールは、タイビール市場のシェアは44%に落ち込んでいる。
2002年3−4月、一気に2種類のビールを新発売。特に Thai Beer には並々ならぬ力を入れて販売したのだが。。。。
SINGHA - Lager 630ml (4.7%) |
Boon Rawd Brewery Co.,Ltd. |
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評価(out of 5):★★★☆ |
原料:麦芽・ホップ 色:琥珀色 香り:仄かなホップの香り 苦み:ほとんどない |
きりっとした飲み味のドイツビール系ラガービール。好みのビールだが、他のビールより10B以上高い。だが翌日、頭痛がおきない稀少ビールでもある。 |
バンコクにて、43-50 THB 前後 |