（2005年5月）

ロシアの植民地時代に建てられた税関

※遊覧船の船頭から「あれはレストランだよ」と教えられ、この建物をそのままレストランとして紹介しましたところ、梶野さまよりご指摘がありました。→「レストランとなっていますがこの写真の建物は新義州税関が正しいのです。私自身戦前新義州府に住み１９９２年この鴨緑江鉄橋を渡って新義州市を一巡して来た者でですので間違いありません」。有難うございました。訂正いたします。

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建物の前に流れる川は、鴨緑江（朝鮮語では「アムルクカン」という）で、写真の手前が中国側の安東である。

日清戦争（1894〜95年）後、朝鮮の“李王朝”はロシア帝国へ「鴨緑江上流の伐採権利」を譲渡する。結果、河口の龍岸浦や安東（現・丹東）や対岸などには、ロシア商人の居住区が出来る。町にはロシア風赤レンガ建物が多く立ち並んだ。