《Republika Makedonija / Република Македониjа 〜 Srbija i Crna Gora / Србиjа и Црна Гора》

マケドニアへ(Prishtina〜Skopje ルート)
撮影場所:コソボ、ジェネラル・ヤンコビッチ国境検問所

(2001年)

コソボ側の Immigration(出入国管理所)出入り口

マケドニアの首都スコピエからコソボ自治州の州都プリシュティナから約3〜5時間。なおマケドニア首都スコピエからコソボとの国境までは、車で20〜40分足らず。この国境はギリシア軍の管轄下。よってここの歩哨小屋は「ギリシア国旗」模様にペイントされている。

ランブイエ和平会談(1999年2〜3月)決裂後、ユーゴスラビア連邦軍は、コソボとマケドニアの国境沿いを中心に、重火器類での軍事演習を行った。「NATO軍がマケドニアから陸路進軍するのを想定しての準備」とも言われた。軍事演習後、ユーゴスラビア連邦軍は、マケドニア&アルバニアとの国境付近に、大量の地雷を埋めている。紛争終了後、撒かれた地雷や、NATO軍による空爆の不発弾による事故が多発した。

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UNMIKとKFORの事務所

国境にあった銀行は現在、UNMIK(United Nations Interim Mission in Kosovo)事務所、KFOR(Kosovo Force)事務所などになっている。土嚢・鉄条網などが張り巡ぐらされ、ものものしい。NATO軍兵士やKFOR兵士の重武装警備が厳重。

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出入国のゲート

2002年頃になると緊張感がなく、
ゲートは開きっぱなし

バスなどに乗車して国境を通過する場合、武装した係員が車に乗り込んでパスポートをチェックするだけだが、国境を通過するのに1時間ほどかかる。なお、コソボ市民は、ユーゴスラビア(現セルビア・モンテネグロ)が発行したパスポートではなく、国連が発行したUNMIKのパスポートを持参している。

KFOR、UNMIK Police やUN(国連)と書いたジープ・トラック、WHO、各国赤十字の車輌はフリーパスである。

写真の前方左車線(つまりコソボに入る方)には、物資を搬入するための巨大なトラックの隊列が「通関」を待っている。


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