《Serbia and Montenegro / Србиjа и Црна Гора; スルビア・イ・ツルナ・ゴーラ》

コソボへ(ラシュカ〜レポサヴィチ ルート)
撮影場所:自治州境検問所


(2001年)

セルビア側のチェックポイント

ピリピリしている・・

ユーゴスラビア(現セルビア・モンテネグロ)およびセルビア共和国政府の支援の下で、セルビア系住民は、UNMIK、KFORとは独立した形で独自の統治機構(パラレル・ストラクチャー)を、維持していた。

2003年11月、暫定自治政府諸機構 Provisional Institutions of Self-Government との合意で、セルビア系住民居住地の安全を「保証」したため自治組織は解散した。現在、北部の自治州境(事実上の国境)の警備は、新たに採用されたコソボ警察のセルビア人警官が行っている。またセルビア共和国側の自治州境の警備は、セルビア共和国および連邦警察が行っている。

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ユーゴスラビア(セルビア・モンテネグロ)連邦政府の管理下にない(つまりユーゴスラビア警察&税関がない)コソボ自治州境(事実上の国境)は「未承認国境」となっているため、パスポートチエックによって通過した場合は「不法滞在」となる。

周辺国などから直接コソボ自治州に入り、ここからユーゴスラビア(セルビア・モンテネグロ)へ入域する場合は、コソボ自治州の入国スタンプが押されていないため、ユーゴスラビア(セルビア・モンテネグロ)出入国時には、不法入国容疑をかけられ、トラブルの元になる場合あり。

コソボ自治州が絡まない「未承認国境」は他に、モンテネグロ〜ボスニア・ヘルツェゴビナ国境のビレッチェがある。






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