《Kingdom of Morocco / Al-Mamlaka al-Maghribiya》

シャーイ・ビ・ナアナーア(モロッコ風ミントティー)
撮影場所:各地

山岳地帯ワルザザードにて

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山岳地帯ワルザザードにて
3人分のセット
(小洒落た喫茶店にて)

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タデントにて
田舎では、この状態で出される(既に砂糖入り)
琺瑯製のポットは中国製だよ〜ん

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大西洋沿岸部にて

沿岸部の伝統的な喫茶店では、モロッコの土産屋で売っているポットを使う(一般的な喫茶店では、ホウロウ製の急須か、ガラスのコップに入れたものを出される)。

モロッコのミントティー:中国産(主に雲南省)の緑茶に、大量のミントの葉と、角砂糖を入れたもの。給仕が注いでくれる場合、高い位置からガラス製のコップに注いで、泡立てる。空気がよく混ざることで味が良くなる、そうだ。よく泡立つミント・ティーの茶葉は良質、らしい。なお最初から砂糖が入っているミントティーは、めちゃくちゃ甘い。1〜2DH。

ミントティーは別名「モロッカン・ウイスキー」といわれている。
“ミントティーで酔え”ってことらしい。



茶の語源

紀元350年頃、中国では茶の栽培を開始する。日本への伝来は9世紀前後。ヨーロッパへの伝播は1610年(オランダ、緑茶)が初めて…とされる。1721年にイギリスの東インド会社が紅茶の輸入権を独占。1839年にスリランカ、1924年に東アフリカで紅茶の栽培が始まった。

チャ系統:広東語(中国)
陸路、15世紀以前(大航海時代以前)に海路で伝播
日本/朝鮮語(茶)、ポルトガル語(cha)、ロシア語(chai)、ヒンディー/ウルドゥ語(caay)、ペルシャ語(chai)、アラビア語(shay)など

テー系統:福建語(中国)
オランダ・イギリス経由で茶を輸入、両国の植民地
オランダ語(thee)、英語(tea)、フランス語(thé)、イタリア語(té)、ドイツ語(tee)、スペイン語(té)、スリランカ語(they)、南インド諸国語(tey)など








1999年4月のレート:1DH(ディルハム)=12.15円


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