《 Confoederatio Helvetica / Schweizerische Eidgenossenschaft / Confédération Suisse / Confederazione Svizzera / Confederaziun Svizra 》

チーズフォンデュ
撮影場所:チューリッヒ、Raclette Stube

ベーグルサンド

溶かしたチーズ(左)に一口大に切ったパン(右)を浸して食べる

;22 CHF


チーズフォンデュ Cheese fondue / Käsefondue / Fondue de Fromage は、スイス中南部ヴァリス州の郷土料理。

琺瑯鍋(Caquelon;何故か片手鍋)に複数の種類のチーズを微塵切りにして、コーンスターチ(片栗粉)をまぶす。鍋底にニンニクをこすりつけ、軽めの白ワインを入れて加熱(またはアップルシードル)。アルコール分が飛んだらチーズを加えて溶かす。チーズによって解ける温度が異なるので、チーズの切り方に工夫が必要。

浸して食べるパンは、フランスパン系の固めのものが良いらしい。好みでナツメグとか、胡椒をかける。フォークとか串のようなものにパンを刺して、鍋底を撫でるようにチーズを絡ませて食べる。スイス人は、チーズフォンデュだけを食べて、付け合わせは不要…みたい。

※チーズは、よく伸びるエメンタール系(6割)と、コクがあるグリュイエール系(4割)を合わせるのが一般的。ただし使うチーズや割合については諸説ありまくり、料理自慢が始まる。鍋にアルコールを入れないでチーズだけを溶かし、各々がパンにキルシュを浸してからチーズを絡ませて食べたりする。これも実にウマイ!

※ビール等の炭酸飲料(冷たい飲み物)は、チーズが胃内部で固まってしまうため、良くないとされる。推奨は、消化を促す白ワインとか紅茶。

※チーズを絡めているうち、鍋にパンを落としてしまったら「男性は同じテーブルの人に飲み物をごちそうする/女性は隣の男性にキスしなくてはならない」という“罰ゲーム”が有名。








2001年5月のレート:1CHF(スイスフラン)=約70円

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