《 United States of America 》
ユダヤ教の戒律にのっとって作ったパン もちもちとして弾力のある触感、重たい ベーグル専門店"Ess-a-Bagle"で大人買いした Cinnamon raisin with クリームチーズ&スモークサーモン 1976年創業ながら「ニューヨークNo.1ベーグル」の栄冠を受ける。大きめでモチモチ感が際だつ。1つ95セント(2008年2月現在)。 359 1st Avenue - - - - - - - - - - - - - - - - 【ベーグル専門店】 H&H Bagels Murrays Bagel Absolute Bagels Tal Bagel Bagel Smith
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ベーグル:卵・牛乳・油脂(バター)を使わないパン。 これはユダヤ教のコシェル/カシュルート(食の戒律)にのっとったもの。コシェルのひとつに「肉類と乳製品を同時に食してはならない」がある。主食のパンに「動物性油脂」が入っていると、肉は食せない。そのための対策でもある。 使用する小麦粉は、ふつうの小麦粉よりグルテンを多く含む強力粉。塩とイースト、僅かな砂糖で発酵させて生地を作る。生地を成型してから「茹でる」。生地を茹でることにより、生地は引き締まり、キメが細かくなり、表面にツヤが出る。茹でた生地をオーブンに入れて、焼き上げる。 * ベーグルの由来(伝聞):1683年頃、ハプスブルク家の本拠地ウィーンは、オスマン帝国による進軍の脅威に曝されていた。この進軍を防ぐのに活躍したのが“乗馬好き”のポーランド国王だった。ウィーンに住むユダヤ人のパン職人は、感謝の印として「あぶみ Bugel =馬具」の形をした、特殊なハードロールパンを献上した、のが始まり、と言われる。 または、ポーランドの伝統菓子Beugel(三日月形の発酵菓子)から変化した、ともいう。 19世紀末〜20世紀初頭、ヨーロッパでは“ユダヤ人に対する迫害”が深刻化したため、多くのユダヤ人が、ベーグルと共にアメリカに渡った(現在、在米ユダヤ人は推定600万人)。ベーグルは、多くのユダヤ人が定住したニューヨークで、ポピュラーになった(1910〜1915年の間)。これが全米に広がっていった。 因みにイスラエルでは、ベーグルはほとんどみかけない。イスラエルで食されるパンは「ピタ」と呼ばれる酵母を使わない丸い平べったいパン。このパンは、中東地域の伝統的なパンで、アラブ人も食べる。
2004年2月のレート:1USドル=105円くらい 2008年2月のレート:1USドル=107円くらい |