《India / Bharat》
カルナータカ州 Bangalore の Nagarjuna にて 菜食ミールス:60 Rs * カルナータカ州 Hampi の The Mango Tree にて 菜食ミールス:40 Rs * タミルナドゥ州 Chennai の Mathura Restaurant にて 菜食ミールス+スープ:100 Rs * ケララ州 Trivandrum の Amma にて 菜食ミールス:50 Rs
インド独特のワンプレートの定食の起源は、西インド(グジャラート〜マハラシュトラ州)と言われる。これを北インドでは《ターリー》と呼び、南インドでは《ミールス》と呼ぶ。 南インドでの伝統的な、菜食ミールス(ターリー)屋は、ステンレスの食器ではなくバナナの葉を使う。 席に座ると机にバナナの葉を敷く。客はバナナの葉にコップの水を小量たらして、バナナの葉の表面を右手の指で洗う。すると数人の給仕がご飯やカレーをたっぷり乗せてくれる。 大きな円形のお盆の横にある中鍋には、白米、お盆内の中央下に、ダヒ(ヨーグルト)、5つの小皿はおかず、中央の円形のモノは、プーリー、これが1セットになっている。 ご飯にかける汁物(いわゆるカレー)は素材に応じて辛さが3種類くらいある。 ラッサム:辛くて透き通ったスープで独特の酸っぱさあり。 カレーとは別に、「ポリヤル」という野菜の炒め煮がついてくる。日本的な味でイケル。 大盆の隅には、「アチャール」というインド風の漬け物、つまりチェットネ(チャッツネ、香辛料がタップリ入った半ペースト)、塩、ウッピンカイ(極端に辛いマンゴウの若い果実のピクルス)が添えられている。 ご飯の上に乗せられる「プーリー」は、餃子の皮そっくり。揚げると中の空気が膨らんで空洞になり、とても歯ごたえの良い揚げ煎餅のようになる。 南インドでは、辛いカレーの中にダヒ(ヨーグルト)を入れないで、ごはんの上にダヒをかけている。カレーをその上からかけて辛さを調節している。最後は、ヨーグルト・ライスのままで食べて、胃を落ち着けるらしい。 マハラシュトラ州Mumbaiにて 菜食ミールス:25 Rs 北・南インドに限らず、豪華なターリー/ミールスと、並〜格安のターリー/ミールスの違いは、おかずの差。品数もさることながら、あまりにも安いターリーだと、おかずの味がみんな同じなんてことにもなってしまう。 ターリー/ミールスの、おかず類のお代わりは原則無料。カレーがなくなると、ボーイさんが継ぎ足しに来ます。ご飯がなくなるとドバーッと追加してくれる。カレー以外のお総菜は、けっこう出し惜しみする。高級店に行くと追加料を取られることも多い。
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