《Republic of Lebanon / Al Jumhuriyah al Lubnaniyah》

《前菜》 Meze と、《羊生肉》 クッペ・ナイエ
撮影場所:ベイルート、鳩の岩付近の伝統的レバノン料理屋

アラブ・トルコ料理のMeze(前菜)は、40種類以上あるとも言われ、普通に頼むと通常6〜8品ほど出てきます。が、多く量も多いためにこれだけで満腹になってしまいます。地元の方々も、前菜だけで食事を終えてしまう人も多いようです。

正式には、前菜→サラダ→メイン→デザート、となります。

前菜「ムッタバル」:写真左上
シリア地方の名物料理。焼きナスを潰して、タヒーナ(白胡麻ペースト)と混ぜたもの。美味い。

※Tehina / Hummus(Hummus bit-Tahina)

アラビア語正式名称は、Hummus bit-Tahina という。呼び方は地域によって異なる(Hummus / hummis / houmous / hommus / humus / Tehina など)。湾岸諸国〜シリア〜ヨルダン〜パレスチナ〜エジプト〜ギリシア〜トルコなど地域の料理を代表するペースト。主に前菜/副菜として出される。

茹でたホンムス(ひよこ豆)、Tahini(胡麻ペースト)、ヨーグルト、大蒜、クミン、レモン汁、塩、白/赤胡椒、水などを混ぜ、ペースト状にしたもの。皿に盛り、オリーブオイルを垂らす。野菜や肉、魚、パンなど、何につけて食べてもイケル!

前菜「タブーレ」:写真左中央
トマト+タマネギ+キュウリ+香菜(イタリアンパセリ、ミント、コリアンダーなど)の微塵切りサラダ。オリーブ油+塩胡椒+レモン汁の酸っぱいドレッシングで食べる。

前菜「ショルバ」:写真左下
スープ。具沢山の温野菜スープでトマト味。レモン汁をかけてのむ。

前菜「ワラクナイブ」:写真中央上
葡萄の葉にご飯と挽肉@を包み、スープで煮込んだもので酸っぱい。店によって味の落差が激しい。

前菜「トルシー」「ゼイトゥーン」:写真右上
“トルシー”はアラブ版漬け物。
この店ではキュウリと赤蕪の酢漬け。“ゼイトゥーン”はオリーブの実の塩漬け。

前菜“生野菜”
ミント、人参、ネギ、二十日大根、生の青唐辛子など

「クッペ・ナイエ」:写真中央
レバノン料理。羊の生肉のミンチに、小麦粉+豆類+生姜+各種香辛料などを混ぜて、練り上げたもの。店によって味は大いに異なるが、羊の臭みはほとんどなくて、なかなかイケます。

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