《Republic of Lebanon / Al Jumhuriyah al Lubnaniyah》

シュワルマ
撮影場所:ベイルート

シュワルマ
これぞアラブ圏の味!

トルコでは《ドネル・ケバブ》と呼ぶもの。イラン以西のアラブ圏では、どこの町でもグルグル回っている。アラブではシャウルマとも言い、庶民の軽食。肉塊は高価なため、安い薄切り肉を重ね合わせることを考案したため、瞬く間に普及した。

オスマントルコ帝国時代、領土の拡大と共にドネル・ケバブ(シュワルマ)も伝わった。ヨーロッパでもトルコ人が多く住む場所:東欧・中欧・独などでは、必ず、ドネル・ケバブ(シュワルマ)屋がある。近年、ガスストーブの前で炙り焼くスタイルのものが普及しているが、写真のように焼けた炭の前で炙り焼くスタイルがオーソドックス。

大きくて太い鉄串に《薄切りの肉》を細長い逆円錐に重ね積みし、最上部に肉脂を乗せる。この巨大な逆円錐の塊を回転させながら表面を炙り焼きする。

焼けた場所を歯の長いナイフで薄く削り切りする。

※薄切り肉は、羊肉と鶏肉の2種類がある。
羊肉は若干、羊臭がある。地域によっては、薄切り肉を積み上げる際に香辛料をまぶす場合もある。

パン(ピタやホブスやドックパン)に、この削り肉と、生野菜やフライドポテトなどを入れて、特製のタヒーナ/ホンムスをかける。アラブ圏では、大判で薄いホブスを使い、写真右のように《海苔巻き》っぽくクルクル巻く








1997年7月のレート:1米ドル=1,500 LBP(レバノン ポンド)
2002年1月のレート
:1米ドル(=133.95 円)=1,514 LBP


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