《Republic of Tunisia / アル=ジュムフーリーヤ・アッ=トゥーニスィーヤ》
ベルベル人の遊牧民のテントで出されたもの。砂漠で飲んだ甘いミント・ティーは実に美味しかった。茶とともに遊牧民が食べる伝統的なパン《タブーナ》が出された。パンをミント・ティーに浸しながら食べる。 * チュニジアのカフェ 町のカフェで《シャイ・アダハル》を注文すると、飾り用のミントの葉が付いて来ることが多いです。ただし地元の馴染みの客にはミントの葉が省かれていることもあり。 写真右の右は、カプチーノ。チュニジアでは、コーヒーを頼むとエスプレッソ・マシーンで煎れたコーヒーが主流で、中でもカプチーノは人気がある。チュニジアでは、トルコ風コーヒー《カーファ》はあまりお目にかからない。 もっともよく飲まれるのが、《シャイ・アダハル》と呼ばれるミント・ティー。チュニジアのミント・ティーは、お茶っ葉とミント(乾燥 or 生)と砂糖を入れて煮立てる。カフェでは、小ぶりのカップで出される。これを長時間かけてじっくりと味わう。 正式な作法では、お盆と“ポット、小グラス、角砂糖、ミントの葉”で出される。ポットには3杯分くらいの“甘いミント・ティー”が入っている。1杯目〜3杯目の味の変化を楽しむらしい。 松の実入りの《シャイ・アダハル》はミント・ティーに、松の実を入れたもの。だがチュニジアの一般的なカフェでは、松の実入りのシャイ・アダハルに出会うことは少なかった(観光客が多く来るカフェにはある)。甘いミント・ティーに松の実の組み合わせは、イケます。松の実が美味しい。 *
2000年5月のレート:1 TND =128.19 円 2001年9月のレート:1 TND =117.39 円 2002年1月のレート:1米ドル(=133.95 円)=1.50 TND |