《People's Republic of China / 中華人民共和国》

陳麻婆豆腐
撮影場所:四川省成都、「陳麻婆豆腐店」

花椒がめちゃくちゃ効いてて、痺れる辛さ

「麻」は「痺れる」という意味を含む。花椒の痺れる辛さと強烈な香り、青山椒、唐辛子の赤いタレ、豆板醤と豆鼓と絡み合って、本場の麻婆豆腐は黒い。最後に香り付けで加える油は、花椒油ときたもんだ。日本の麻婆豆腐とは別物、と考えるべし。

ご飯がないと口の中の辛さと痺れがなおらない。暴力的な辛さと痺れである。痺れたままビールを呑むと痺れが倍増する。いちお店には、大皿と小皿があって豆腐の量が選べる。写真は小皿。食えねー(痺れて)。


元祖☆麻婆豆腐

清朝時代の19世紀半ば頃(約140年前)、痘痕のある陳婆さんがつくった豆腐。余りものの豆腐と、余り物の牛肉、調味料及び香辛料として、花椒(山椒より香りも辛みも強い)・唐辛子・豆板醤・ニンニクなどを合わせてつくったら評判になった。痘痕(=麻)のあるバアさんがつくったこの豆腐料理は「麻婆豆腐」と呼ばれた。やがて陳婆さんは「陳麻婆豆腐店」を立ち上げ、全土に広まったそーだ。この店は日本にも進出している。







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