《People's Republic of China / チベット》

ヤク肉のステーキ
撮影場所:チベット自治区ラサ、スノーランドホテル(雪域旅館)

ヤク・ステーキ(中央)、コールスローサラダ(右)
地酒のチャン
(左)

デミグラスソースかけ(たぶん缶詰)


ヤクのステーキ:チベット自治区で食べることが出来る西洋料理の一つ。漢民族の観光客、西欧系外国人観光客に人気あり。15元。チベット族は、汁料理に入れたり、保存用の「乾し肉」にして食べることが多いため、ヤク・ステーキは食さないらしい。純粋なヤク・ステーキは、脂身が少なく「鯨」っぽい。

近年、雄のヤクと、雌牛(英国原産ハイランド種)を交配させた“ヤカウ yakow”の肉が人気。極上の牛ステーキ(アルゼンチン産)と遜色のない味。

チャン:大麦から作る《チベット風どぶろく》、発酵酒。小麦や蕎麦が収穫できる地域では、これらを原料にして作るチャンもある。チャンは、家庭でつくる。

作り方:大麦を炊き、床に広げて適温までさまして「麹」を振りまいてまぜる。これを蓋付きの鍋に入れて、3日間ほど放置する(発酵)。発酵が確認できたら、これに適量の温い湯を入れて、布で濾したものが《チャン》。蒸留はしない。

やや酸っぱいが、アルコール度数は低め、口当たりがいいのでグイグイ飲んでしまう。チベット族がこよいなく愛飲している酒で、家庭の味。


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