《People's Republic of China / チベット》

しゃぶるチーズ:チェルビー/テッパ、乾燥パニール
撮影場所:チベット自治区シガツェ、市場

チェルビー

乾燥チーズ(しゃぶるチーズ)のこと。もともと遊牧民の蛋白源で、酸チーズ(脱水ヨーグルト)が乾燥したもの。蛋白源としての保存食。この乾燥チーズはチベット〜ネパール〜インド〜中近東で作られている。

作り方(1)搾乳→(2)弱発酵→(攪拌/分離)→(3)バター以外のものを抽出→(再発酵・加熱、凝固物を水切り)→(4)パニール《酸チーズ/脱水ヨーグルト》→(再加熱・凝固物を水切り・天日干し)→パニール《酸チーズ/脱水ヨーグルト》を加温したあとに残る《凝固物》を、平たく伸ばして天日干しする。ほぼ固まったところで、サイコロ状に切り分ける。これをヤクの毛を寄った毛糸に通して、再び天日乾燥させる。

(5)チェルビー/乾燥パニール、として完成!

味は、、、しない。むちゃむちゃ固いもので、とても噛み切れるものではない。だが口寂しいときに役立つ。口に入れて、しばらぁ〜く経つと、表面がブヨブヨしてくる。これをカジカジする。巡礼旅行中のチベット族は、これを必ず持参している。


inserted by FC2 system