《People's Republic of China / 中華人民共和国》

酸牛(すわんにゅうない)
撮影場所:チベット自治区ラサ、旧市街


酸牛(ヨーグルト)

写真のヨーグルトは、ガラスの瓶に入れて作ったもの。金属の蓋の上には、ストローを刺す数カ所の穴が開いている。このようなヨーグルトは、チベット自治区では漢族が集まる市場周辺で見かけるのみ。

なおチベット族は、生のヨーグルトはあまり食べないようです。

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青海省・チベット自治区の乳製品

青海省・チベット自治区は、高地&寒冷地ゆえ、農耕には適していない。ここに住む多くの人々は、《牧畜》で生計を営んでいる。そのため、食生活に占める「乳製品」が割合が高くなっている。

チベット族は、発酵しかけた乳を攪拌させて作った《バター》と、お茶を攪拌させたバター茶《ジャ》ja, suja、スープの中に《生チーズ》 datsi とヤク肉を入れた麺料理、《乾燥チーズ》 cherbi, teppa などを食べるようだ。だがイスラーム教徒である回族は《ヨーグルト》を好む。

青海省・チベット自治区で飼育される家畜は、「ヤク」と「牛」が主流。ヤクの乳は、牛乳に比べて濃厚。つまり脂肪分が多く、香り高い。そして高価。








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