《Socialist Republic of Vietnam》

ブンガーフエ Bun Ga Fue
撮影場所:フエ、フエのブンボーフエ専門店

Bun Ga Fue

《ブン》は、米粉の押し出し麺
《ガー》は、鶏ガラスープ+鶏肉(骨付きが一般的みたい)、を指す。
《フエ》が語尾につくと、「激辛」になる。

中部では、ブンボーフエ(牛骨スープ+牛肉)、またはフォーボーフエが一般的。でも、鶏も実に美味である。店によっては、魚のすり身団子を入れてくれる。ああ、うまい。。。。1杯5,000 VND(ベトナム ドン)

時間帯で代わるメニュー

同じ店でも、一日中同じメニューではない。具や麺の「賞味期限」によってメニューが代わるみたい、である。

朝(早朝〜午前10時位まで)は、「生牛肉の薄切り」を湯通しした麺の上にのせ、熱湯+熱油のスープを上から注ぐ。すると肉は瞬時に白くなるが、ほのかな赤身も残る。朝は「スープ麺」が主流である。スープは、油はかなり浮いているが、油っこくなく、シンプルであっさり透明なものが多い。

これが昼以降になると、具の肉を色々加工したもの(熱処理)に代わる。鶏肉も頻繁に出てくる。種類は4〜6種類あるようだ。

牛骨でとったスープ、鶏ガラで取ったスープがあるが、上に乗る具にあわせている。スープ麺は何種類もあるが、上にのる具の調理方法が異なるだけで、基本的にはは同じスープを使っている。どのスープも1日がかりで下ごしらえしているゆえ、手間がかかっている。どれもうめーの、なんのって。

夕方以降は、麺も炒めた「炒め麺」に代わる。しかも、いづれも麺や具がなくなり次第、閉店してしまう。

食べ方:フォー/フーティエウなど、注文した麺丼が手元に届くと、セレモニー開始。

(1)調味料(生唐辛子、唐辛子味噌、黒味噌、醤油、砂糖、ニンニク、など)で、味を調整。
(2)ライム(またはオレンジ)をギューっと絞る。
(3)机の上に備えられている(大量の)野菜類の中から好きなものを、枝から葉を取り除き(黒ずみや虫穴のある葉は除く)をたっぷりてんこ盛り入れる。野菜は、もやし、コリアンダー、ミント、どくだみの葉、レタス、シソ、どくだみ、などがある。毒消しや消化にいいらしい。

このセレモニーには、美的感覚も重要。
ベトナム人は、どういう風に飾り付けをするか、「美」にこだわる(よーにみえる)。

※中部のフエの《フォーボーフエ/フォーガーフエ》は、《激辛》の唐辛子味噌が入ったもの。他地域の麺は、辛いモノはなかったような記憶。

※北部では、黒味噌は見なかった。

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