《Republic of Yemen / al-Jumhuriya al-Yamaniya》

ミルク入り紅茶《ハリーブ》:アデン式
撮影場所:アデン

1杯10 YR
(一般的なチャイ屋での国内統一価格)

練乳入り紅茶でめちゃくちゃ甘い!

紅茶の葉は輸入品100%。インドやスリランカ等からの輸入品らしい。イエメンで紅茶が飲まれ始めたのは、南イエメンがイギリスの植民地だった頃。北イエメンには、1970年代に伝わり、紅茶を飲む風習はあっという間に広まった。

南イエメンのアデンでは、紅茶入りのガラスコップ+受け皿のセットで出てくる。地元民は受け皿に紅茶をこぼして、これを“ふーふー”してから飲む。紅茶にパンを浸して食するヒトも少なくない。


茶の語源

紀元350年頃、中国では茶の栽培を開始する。日本への伝来は9世紀前後。ヨーロッパへの伝播は1610年(オランダ、緑茶)が初めて…とされる。1721年にイギリスの東インド会社が紅茶の輸入権を独占。1839年にスリランカ、1924年に東アフリカで紅茶の栽培が始まった。

チャ系統:広東語(中国)
陸路、15世紀以前(大航海時代以前)に海路で伝播
日本/朝鮮語(茶)、ポルトガル語(cha)、ロシア語(chai)、ヒンディー/ウルドゥ語(caay)、ペルシャ語(chai)、アラビア語(shay)など

テー系統:福建語(中国)
オランダ・イギリス経由で茶を輸入、両国の植民地
オランダ語(thee)、英語(tea)、フランス語(thé)、イタリア語(té)、ドイツ語(tee)、スペイン語(té)、スリランカ語(they)、南インド諸国語(tey)など








1997年7〜8月時:1US$ = 129 YR程度(イエメンリヤル)
2004年4月時:1US$ = 183〜186 YR程度(イエメンリヤル)


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