《Islamic Republic of Afghanistan / ジョムフーリーイェ・エスラーミーイェ・アフガーネスターン

《アフガニスタン・イスラム共和国》92年春以降、ムジャヒディーンのラバニ政権下での国名。現在の暫定行政政権はこの名前を引き継いでいる
※《アフガニスタン・イスラム首長国》97年以降、タリバン政権は国名変更主張(認められず、2001年末崩壊)


ウズベク人
撮影場所:ヘラート

ウスベク人は、中央アジアのトルコ系民族。15世紀初頭にキプチャク草原で形成された、イスラームの遊牧民族集団だった。現在はウズベクスタン共和国、アフガニスタン北部に分布する。イスラームのスンナ派に属す。言語は、トルコ系ウズベク語とイラン系ダリ語。

(撮影:オット)

本来、ウズベク人女性は、
写真のように全身全てを隠す《ブルカ》は着用しない。

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(彼女はウズベク人)

アフガニスタンのウズベク人:アフガニスタンに住むウズベク人は推定230万人。ウズベク人は、北部マザリシャリフに近い、ウズベキスタン共和国・タジキスタン共和国・トルクメニスタン共和国との境界に近い地域に集中的に多く住んでいる他、北西部のヘラートにも住む。

現在、アフガニスタンに住む多くのウズベク人たちは、1920年代にソビエト軍が中央アジアを制圧した際にアフガニスタンに逃亡してきた人々である。

ウズベク人のリーダーは、アブルダシド・ドゥスタム将軍。彼はかつて、カブール政権(親ソ)の側で戦っていた。ソ連が撤退したあと、ナジブラ大統領を裏切り、独自路線で勢力の拡大を図った。

現在ドスタム将軍は「北部同盟」の指導者の一人。北部同盟の中核はタジク人で(故マスード司令官、ラバニ大統領、ファヒム将軍、イスマイル・ハン司令官)、ロシアとタジキスタンが積極的に「北部軍」を援助しているが、ドスタム将軍を支持しているのは、ウズベキスタン共和国である。


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