《Serbia and Montenegro / Србиjа и Црна Гора / Srbija i Crna Gora》
(2002年5月) 古くから住んでいるアルバニア人 爺さんが被っている白い帽子は《シプタル帽》
主にコソボ(セルビア・モンテネグロのセルビア共和国に帰属する、コソボ及びメヒトヤ自治州。現在は国連管理下)とアルバニア共和国、マケドニア共和国西部に住む。自民族を「シュチプタル」といい、ローマ帝国に滅ぼされたイリリア人の末裔を自負している。一般的に呼ばれる「シプタル」は差別的な意味合いがある。 元々はカトリック信者。オスマン帝国時代にイスラームに改宗したが「オスマン帝国に強要された」と考える人が多く、心情的にはカトリックに親近感をもつためか、正教徒を異端視する傾向にある。コソボ紛争が終わると、イスラーム諸国はこぞって破壊されたモスクを修復・寄進したが、実はあまり使われていない。 アルバニア人学者が発表したコソボの信者分布は、イスラーム約70%、東方正教(セルビア正教)約20%、カトリック(アルバニア系)約10%である。
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