《Republic of Yemen / al-Jumhuriya al-Yamaniya》

よくいる湾岸アラブ人
撮影場所:ドバイ、ゴールド・スーク

ばか集合写真

暇つぶしのおっさん達

オバケのQ太郎(通称:オバQ)ルック
(3人の後ろを歩くのはパキスタン人)

アラブ首長国連邦出身のアラブ人男性の服装は、《ガットゥラ》と呼ばれる頭布、《イカール》とよばれる黒い輪留め、《カンドーラ》と呼ばれる寸胴の白色ワンピース(オバQ)、サンダル履き、が定番。

カンドーラの襟の形・ぼたん等、イカールの輪の太さ・付属する紐の本数、などでどこの出身かわかる、らしい。

ガットゥラ(頭布)の柄は様々。ドバイやアブダビで“だらだら歩き”している金持ちは、総じて白色(織り模様がある)が多いが、湾岸のアラブ諸国では、柄には特に意味は持たない。 ガットゥラの下に「カーフィーヤ」と呼ばれる白いツバ無し帽子(レース編みが多い)を被る。これはガットゥラの滑り止め。

イカール(輪留め)は、心棒に黒い紐を渦巻状に巻きつけて作った輪。アラブ首長国連邦のイカール(輪留め)は、後ろの紐が4本ある。イカールは「成人男子の証」でもあるので、未成年〜大学生は使わない。また頭布(下にカーフィーヤを被る)に輪留めを乗せただけでは簡単にズレるので、肉体労働者は使わない。

アラブ首長国連邦のオバQ(アラブ服)は、襟のない丸首の襟。襟元に「タルブーシュ」呼ばれる紐状のぶらさがりもの(ネクタイのようなもの)が付く。袖口はゆったりしていて、少しだけ折り返しがある。例えば、なおカタールのオバQは、ワイシャツのような襟が付き、袖口はカフスで留めるタイプ、である。サウジアラビアのオバQの襟はスタンドカラーである。

アラブ首長国連邦では、カンドーラの下には、筒状に縫った腰巻きをはく。他のオバQ(アラブ服)着用諸国では、トランクスなどの下着をはく。

ガットゥラ(頭布)やオバQ(アラブ服)は、欧米のブランド企業が製品をつくっている! ドバイの高級ショッピングセンターでは、ダンヒルのガットゥラ(頭布)も売っていたヨ。総シルクのオバQもある。

*

U.A.E.の全人口の7割は外国国籍者。大方はインド、パキスタン、バングラデッシュ、スリランカ、フィリピンなどからの出稼ぎ労働者。U.A.E国籍を持つ人々は3割で、出稼ぎ労働者を単純労働に使う。入国審査官などの大事な職種はUAE国籍が占め、国を統治している。なお警察官は、ハドラマウト地方出身のイエメン人が多い、とのこと。

日中からクーラーの効いたショッピングセンターでだらだらしている「オバQ」は、U.A.E.国籍のおっちゃん達である。

*

なおエジプト人から見たアラブ首長国連邦(UAE):自由に出入国できるし、とてもオープン。第1言語がアラビア語で
はなく英語なため、アラブ以外の国という感じがする、とか。。






inserted by FC2 system