《中華人民共和国》

恵安女
撮影場所:福建省泉州

恵安娘

恵安(ホイアン)は、泉州からバスで1時間くらいの漁村。漁業の他、自然海水塩もつくっている。

恵安の女性は、皆、髪の毛は長く伸ばしていてこれを綺麗に束ね、独特の髪飾り&櫛飾りを施す。筒状に縫ったスカーフをかぶる女性も少なくない。村での姿は、黒地に刺繍入りの丈の短いブラウス、黒色の7分丈の裾の広がったスボン。サンダル履きが多いが、素足の女性もいる。

恵安の女性も必ずどこかの「姉妹伴」という同世代の女性グループに属す。

なお恵安の女性はイスラーム教徒ではなく、非業な死を遂げた親戚縁者等を神格化したものなど、さまざまな神を信じる「民間信仰者」である。

*

恵安は、宋時代にはアラブ商人が多く住んでいたらしく、その時の慣習を今も守っている、と宿のオヤジは言うてた。



inserted by FC2 system