《中華人民共和国》

チベット族(アムド)
撮影場所:青海省黒馬河

チベット族(中国語:蔵)Zang:約460万人('90)

チベット東北部、黄河の源流のあたり(青海省・甘粛省・四川省が接する一帯)は、アムド(Amdo)と呼ばれる。アムドのチベット族は「アムドワ」と呼ばれ、モンゴル族・トルコ系諸部族とも混血しているらしい。モンゴル人も多く住む。

チベット仏教の四大宗派のひとつ「ゲルグ派」の始祖ツォンカパと、現在のダライ・ラマ14世はアムド出身。アムドの人々の多くは、ゲルグ派に属す。人民解放軍(中華人民共和国共産党軍)のチベット侵攻時には、うまく立ち回ったことで有名。質実剛健な気質。

チベット族アムド

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後ろ姿

長い髪を細かく三つ編みにし、それを下部で繋げている

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■チベット族(中国語:蔵)Zang:約460万人('90)

主にチベット自治区、青海省(海北、黄南、海南、果洛、玉樹、海西モンゴル族チベット族自治州など)、甘粛省(甘南チベット族自治州、天祝チベット族自治県)、四川省(阿ハ・甘孜自治州、木里チベット族自治県)、雲南省(迪慶チベット族自治州)に居住。

言語は、漢語・チベット語系のチベット・ミャンマー語族チベット語分支の「チベット語」。ウーツァン (衛蔵)、カム(康)、アムド(安多) の三大方言がある。チベット文字がある(西暦紀元7世紀頃にサンスクリットの字体を参照してつくった左から右へ横書きされる)。

大多数のチベット族が、チベット仏教(ラマ教)、少数がポン教など原始宗教を信仰している。 チュパと呼ばれるチベット族の民族衣装は、基本的には男女同じ作り。






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