サムイェ寺(立体曼陀羅)
撮影場所:チベット、サムイェ

全景

サムイェ寺は、のちに仏教を国教と定めたティソン・デツィン王が、779年、チベット仏教最初の僧院《サムイェ寺》を築いた。

当時、サムイェ寺付近は、土着の神が支配したと言われ、サムイェ寺の工事は難航した。のちにニンマ派の開祖となるグル・リンポチェ(インド@ナーランダ仏教大学出身)がサムイェに招かれて、彼の力により、土着の神を調伏させ、仏教の護法神として従わせた。こうしてサムイェ寺が建立された。

※ティソン・デツィン王は、サムイェにインド仏教学者と中国仏教(禅宗)僧を呼び、大論争をさせた。結局インド仏教が勝利をおさめ、以来、インド仏教がチベットの国教となった。

サムイェ寺の諸施設は「立体曼陀羅」になっている。横の丘の上から見ると、一目瞭然!


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ヘポ・リからの景色

サムイェ寺の東にあり、かつてはポン教の聖地だった





チベットの旗






1998年10月撮影

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