《Kingdom of Bahrain / Mamlakat al Bahrayn》

Bahrain International Circuit(サキール・サーキット)
撮影場所:マナーマ近郊(南30km)サキール

まさに砂漠の中にあるサーキット
(全体の2/3)

*

最終コーナー付近とスタンド
(背後の岩山はドハン山、軍事レーダー基地がある)

*

2005年4月1〜3日に開催されたF1世界選手権(Formula 1 World Championship 2005)の第3戦は、バーレーン・グランプリ(GP)。昨年同様、バーレーンの首都マナマから南へ30kmのサキールにある《Bahrain International Circuit》で行われた。

このサーキットは、2004年4月2〜4日の行われた中東初のF1世界選手権(Formula 1 World Championship 2004)のために新設された。

海岸と岩山の間に広がる土漠にあり、その地形の高低差を巧みに利用した設計。6つのコースを持つ。GPコースは1周5.417 km(内・外コースの両方を使用)。コース内が砂で覆われることを極力少なくなるように、随所に砂塵防止の工夫がされている。

メインストレート(スタート/フィニッシュストレート)は1.090km、計7本のストレートを設置。GPコースでは左コーナー4/右コーナー7(2005年)、最大上り勾配:3.60%/最大下り勾配:5.60%、起伏:0m〜18m。コーナーからの立ち上がりの出口は広くなっていることもあり「高速コース」のサーキット場である。

6つのコース
・GPコース:全長5,411km、幅14.22m
・内コース:全長2.55km、幅14m〜15m(8コーナー)
・外コース:全長3.664km、幅14m〜17m(10コーナー)
・ドラッグ・ストリップ:全長1.2km、幅18.5m
・テスト・オーバル:全長2.5km
・パドック・サーキット:全長3.6km、幅14m〜22m(9コーナー)


設計は、ヘルマン・ティルケ(ドイツ人)の設計者であるによってデザイン建設費は約1億5,000万USドル(約157億円)、工期は約16ヶ月(完成は2004年3月)。使用した生コンクリート7万立方m、鋼鉄8,500トン、サーキット内に設置されたタイヤは82,000本、FIAフェンスは約5,000m。収容人員は45,000〜50,000名。

バハレーン湾の Bahrain Sailing Club からみる


2005年4月1〜3日:Round 3 Bahrain Grand Prix

初日フリー走行は4月1日(金)
砂塵が舞う炎天下。公式練習1回目は11:00〜12:00。気温35度、路面温度42度、湿度17%だった。2回目は14:00〜15:00に行われた。

公式予選1回目は4月2日(土)。
砂塵が舞う炎天下。フリー走行3回目(9:00〜9:45)と4回目(10:15〜11:00)。公式予選1回目が行われた13:00では、気温41度/路面温度54度/湿度16%だった。9:00の時点では、気温32度、路面温度26度、湿度26%だったので、急激な気温の上昇に各チーム苦心の様子。路面には、風によって運ばれた灰のように細かい砂が薄く積もっているため、フリー走行を極端に少なくした。

予選2回目と決勝は4月3日(日)。
砂塵が舞う炎天下。予選2回目が行われた10:30では、気温37度/路面温度42度/湿度16%という猛暑。決勝が行われた14:30では、気温42度/路面温度55度/湿度12%…と、更に悪条件になっていた。

決勝では1周5.417 kmのコースを57周(308.523km)で競われた。完走率65%、決勝の結果…

1位:アロンソ(ルノー)1h29'18"531、207.082Km/h
2位:トゥルーリ(トヨタ)首位との時間差〜0'13"409
3位:ライコネン(マクラーレン・メルセデス)首位との時間差〜0'32"063
4位:R.シューマッハ(トヨタ)首位との時間差〜0'53"272
5位:デ・ラ・ロサ(マクラーレン・メルセデス)首位との時間差1'04"988
6位:ウェバー(ウィリアムズ・BMW)首位との時間差〜1'14"701

※2004年4月2〜4日のバーレーンGPの決勝。曇り時々小雨/気温30度/路面温度31〜33度だった。完走率は85%、優勝はM.シューマッハ(フェラーリ)1h28'34"875。

*

メインスタンドが見えます

*

すんばらしく良い道
(でも通行車は皆無)

*

メインスタンドの観客用ゲート








2004年12月撮影
inserted by FC2 system