《イラン・イスラム共和国》

ヴァキール市場 Bazar-e Vakil
撮影場所:ケルマーン州ケルマーン

Chay-Khane-ye Vakil

バザールの中央部分に、Chay-Khane-ye Vakil がある。非常に趣のあるチャイハネであるが、何故か外国人観光客は、入場料を取りやがります(でも女性はお目こぼしされ易い、けど)。

ヴァキール市場 Bazar-e Vakil:1859-1866年、ケルマーンの執政者モハマンド・エスマイール・ハーンによって建造されたバザール(市場)。東西に1.5kmの細長いレンガ造りのバザールになっている。

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イランの伝統的なバザールの天井は、煉瓦で組まれて造られた「ドーム状」になっており、このドームが一列に何個も連なっている。ドームの先端には穴があいていて、明かり採りの役目をはたす。

バザールは平屋で、店舗のみ。賃貸。住居はない。区画毎に売られるものが(おおまかに)決められている。狭い1店舗で、他店に負けないよう、これでもか!とばかりに商品を積み上げる。生鮮食材は、バザールの出入り口にかたまってある。

バザールからは細い道で、隊商宿(キャラバンサライ)、小規模モスク、神学校(マドラサ)、聖者廟などにつながっている。

伝統的バザールは、商業施設としての隊商宿、付属する宗教施設などは、有力政治家や実業家が寄進する場合が多かった。商業施設の賃貸料で、宗教施設の維持を行っていた。

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