《イラン・イスラーム共和国》
セイイェド・ミール・アフマド(別名シャー・チェラーグ、第8代イマームのイマーム・レザーの弟)の廟。シャー・チェラーグとは、俗称で、“ランプの王”という意味らしい。835年、シーラーズで“殉教”した。14世紀、もとの墓の上に、現在の廟が建てられた。 廟の内装は、天井や壁は鏡張り。万華鏡のような感じでえらく綺麗。中央には、ど派手な(金貼り)柵に囲まれた棺が安置されている。朝から夜まで、男女問わず巡礼者が絶えない。「殉教者への追慕」がシーア派の核をなしている。 門の両端にあるミナレット(尖塔)は低く、ドームが「洋なし型」なのが、ザンド朝建築の特徴。 |