《Lebanese Republic / Al Jumhuriyah al Lubnaniyah》
全景 1228年、十字軍によって築かれた強固な砦。この小島は、メルカルト神殿(フェニキア時代)だったらしい。ここに築かれた「海の砦」は、当初2つの塔が建っていたが、右の塔は破壊されたままである。 マルムーク朝時代、砦(小島)の周囲に大量の砂をまき、砦を陸と繋げて攻略した。十字軍はサラディーンに攻め込まれ、70年間しか支配できなかった。 ◇ 外壁は、古代ローマ時代の石柱を用いている
Sayda レバノン第三の都市であり南部最大の都市(といってもただの町)。フェニキア時代(紀元前1200年頃)から、重要な交易港としてビブロス(中部)、スール(南部)とともに繁栄した。かつての地名は「シドン」。現在は「サイダ」。 海軍の重要な戦略拠点だったため、支配者がよく替わった。12世紀初頭の十字軍の遠征では、サイダは十字軍の手に落ち、100年以上支配された経験を持つ。レバノンには十字軍の砦が40kmおきにある(あった)。 |