《Republic of Tunisia / al Jumhuriya al Tunisia》
下沈式窰洞群 * 青の矢印:玄関 丘を歩いていると、いきなりポッカリと穴があいていてて、吃驚する * 近くに寄ればこんなかんじ
チュニジア南部、マトマタに住むベルベル人 この地には11〜13世紀前頃、エジプトから来たといわれるベドウィン(アラブ系遊牧民)の部族によって平地を追われたベルベル人が、移住してきた。マトマタは、なだらかな山しかなかったため、平坦な大地を垂直に掘って、下沈式窰洞をつくった。 下沈式窰洞と下沈式窰洞は、窰洞式の廊下でつなげ「村」を形成した。敵が攻め込んでも、住民は窰洞を通って逃げ回ることができた。 ヴァンダル人が去ったあと、7世紀頃にはアラブ人が怒濤の侵略を行った。だがアラブ人は、ヴァンダル人のような掠奪を行わなかったが、この住居が快適だったため、そのまま下沈式住居に住み続けた。 しかし1961年、チュニジア政府(独裁ブルギバ政権時代)は、地上での生活を推奨して、新市街をつくったが、いまいち人気がない、とのこと。 この下沈式窰洞は、マトマタでしか見られない、そうだ。 |