《 中華人民共和国 》

客家方楼:二宜楼
撮影場所:華安県仙都鎮大地村

堂々とした二宜楼

最上階の窓の下に開いている穴は「銃眼」

二宜楼は福建省どころか「中国最高傑作の土楼」と称され、別名は「土楼之王」。永定県の土楼を差し置き、土楼として全国で唯一「全国重点文物保護単位」に指定されている。

単元式なので、一周できる走馬廊はない。
だがこの二宜楼は最上階の4階の外側には、一周できる「隠し廊下」がある。万が一、火災に遭ったとき、敵が攻めてきた場合、この廊下を使う。

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単元式

一家族が専有する1ブロック(1階〜4階)は、通常1〜2部屋×4階分=4〜8部屋。だが、二宜楼は4部屋×4階分=16部屋!と広い。更に内周部分に平屋の部屋もある。平屋部分は、台所とちょっとした荷物置き場になっている。

ブロックとブロックの境は、煉瓦で仕切られている。これは防火にも役立つ。

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内周はこのように、外周(4階建て)とつながっている




つづく→







2004年1月撮影



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