《 中華人民共和国 》

赤坎鎮堤西路
撮影場所:開平市赤ツーカン 堤西路(欧陸風情街)

欧陸風情街

写真左端の塔は「司徒氏図書館」で(赤坎鎮下埠堤東路)、塔の上部に時計がある“時計塔”。1925年、アメリカとカナダ、マカオなどで成功した華僑の司徒一族が建てたもの。地下1階地上3階建て。1926年に時計塔を増築した。現在の蔵書は約37,000冊。

※赤坎鎮上埠堤西路には「關族図書館」がある。この望楼は1931年、アメリカとカナダ、マカオなどで成功した華僑の関一族が建てたもの。3階建て。蔵書は約22,000冊あるらしいが、現在は光裕中学校の一部になっている。

やや左には、「居楼」があるが、3方を騎楼(民家)に囲まれてしまっているため、全容は見えない。塔には緑色の瓦が乗っている。

*

商店街

*

「騎楼」は2階建て、または3階建て

*

内部

赤坎鎮は、かつて開平の中心地だった。

写真は、赤坎鎮が賑わっていた1920年代に建てられた、中華+西欧折衷式の「騎楼」群。帰国した華僑や関連の商店主が、主な素材を香港に求めて建てた(潭江などの河川を利用して運搬)。ここの騎楼群には統一感があり、なかなかの見応え。

赤坎鎮一帯を流れる潭江にかかる“下埠橋”を境に、堤東(東側)が「関」さん一族、堤西(西側)が「司徒」さん一族、と住み分けをしている、そうだ。

華南(海南島も含む)の貿易地には、やはり華僑が建てた同様の「騎楼」群が残っているが、ここまで当時の様子を残している地域は稀である。


▼行き方
開平市区の「汽車站」または「長沙汽車站」から、4路バス・「金鶏」行きバスに乗り「赤
坎」下車。開平市区の「汽車站」からのみ、6・9路バスに乗り「赤坎」下車。

※赤坎鎮によく似た雰囲気の町は「赤水鎮」。
赤坎鎮のような騎楼建築群もある。郊外には、六角形の更楼など面白いが多い。「汽車站」から赤水行き(赤坎経由)に乗車、終点。結構遠い。






2004年1月撮影



inserted by FC2 system