《 中華人民共和国 》
欧陸風情街 写真左端の塔は「司徒氏図書館」で(赤坎鎮下埠堤東路)、塔の上部に時計がある“時計塔”。1925年、アメリカとカナダ、マカオなどで成功した華僑の司徒一族が建てたもの。地下1階地上3階建て。1926年に時計塔を増築した。現在の蔵書は約37,000冊。
やや左には、「居楼」があるが、3方を騎楼(民家)に囲まれてしまっているため、全容は見えない。塔には緑色の瓦が乗っている。 * 商店街 * 「騎楼」は2階建て、または3階建て * 内部 赤坎鎮は、かつて開平の中心地だった。 写真は、赤坎鎮が賑わっていた1920年代に建てられた、中華+西欧折衷式の「騎楼」群。帰国した華僑や関連の商店主が、主な素材を香港に求めて建てた(潭江などの河川を利用して運搬)。ここの騎楼群には統一感があり、なかなかの見応え。 赤坎鎮一帯を流れる潭江にかかる“下埠橋”を境に、堤東(東側)が「関」さん一族、堤西(西側)が「司徒」さん一族、と住み分けをしている、そうだ。 華南(海南島も含む)の貿易地には、やはり華僑が建てた同様の「騎楼」群が残っているが、ここまで当時の様子を残している地域は稀である。
▼行き方 ※赤坎鎮によく似た雰囲気の町は「赤水鎮」。
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