《India / Bharat Ganarajya》
町の中心部に建つ 現在は商店街だがかつては王宮の内部だった 裏からみたとこ とっても薄っぺらい建物である 1799年、ジャイプルの藩主プラタップ・シンが王族の女性達やハーレムの女性たちのためにつくった宮殿。これら女性はヒンドゥ教徒だが、ラジャスターン地方では、イスラームの慣習に影響を受けてか、親族以外の男性に顔を見られてはならない、という決まり事があった。 この宮殿が出来てから、女性は窓を通して外を眺めたり、酷暑の時は風にあたったりすることが出来たという。 宮殿はラージプート族が好む建築様式で5階建て、張り出したバルコニー、152の窓がある。風が吹くと、細工を施した各バルコニーに共鳴して風の音がする仕組みになっている。 王宮は赤砂岩で作られているが、藩の時代から町全体を赤茶色に塗っている。赤茶色に塗られたのは、藩主がイギリス提督を迎えた1876年から、という説もある。
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