《India / Bharat Ganarajya》

カジュラホの寺院群
撮影場所:北インド、 Khajuraho

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大小の塔でカイラーサナータ山を表現

カイラーサナータ(ヒマラヤ)はシヴァ神の居住地


カジュラホの寺院群の特徴は、1〜2mの基壇の上に寺院が建てられている。基本的には、玄関→拝堂→シカラ(紡錘状の聖堂)、という構造になっており、大規模なものは現存していない。拝堂の外壁には、幾何学模様、植物、様々な人間像・動物像が彫られている。

カジュラホの寺院群の多くに、ミトゥナ像(性行為)が彫られている。カジュラホのミトゥナ像はえらくアクロバティックであり、乱交っぽい。ミトゥナ像は非常に官能的で肉感的。


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カジュラホは、ラージプート族出身のナンヌカ氏によって建国されたチャンデーラ朝(10世紀前半〜1302)の首都&宗教都市であった。現在はただの村である。

945年に建立されたラクシュマナ寺院をはじめ、80以上の寺院を建てたが、11世紀にイスラーム系のカズナ朝の侵略をうけて破壊され、現存する寺院は20ある(うち3つはジャイナ教寺院)。寺院の大部分は、チャンデラ王国の最盛期(10世紀)に建設された。





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