《Republic of Yemen / al-Jumhuriya al-Yamaniya》

シバーム旧市街
撮影場所:シバーム

エレベーターはない
1階は家畜部屋(山羊部屋)

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建物は全て日干し煉瓦で造られている

1階部分と最上階は漆喰+石膏の塗装(ヌラー)がなされている

ベドウィン等の外敵、砂漠の強烈な日照りと砂嵐を防ぐ、洪水対策のために、8世紀頃から密集型高層住宅群(5〜8階建て)を造り始めた。シバームには礎石になるような石がない。そのためまず非常に深い穴を掘り、小枝と岩塩を敷いた。これは近のワジ(涸れ河)から来る湿気と害虫を防止するためのもの。その上に、漆喰を敷き詰めて、土台を強固なものにした。

その上に造られた高層住宅(平均的な高さは30m)の数は約500棟。このような事情から建物と建物の間隔が狭く窓も小さい。家と家を結ぶ避難路的な橋もある。

一般的に台所は3階あたり、便所は5階(住居部分)くらいにつくられている。投入された汚物やゴミは、dust chute を通じて、1階(外)に集積される仕組みになっている。








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