（2001年元旦撮影）

髪を覆うベール／スカーフは、国・地域によって、呼び名、色、柄、形が異なる。シリアのものは、織り柄が細かいものが多い。顔は隠さない。

イスラーム教徒の女性の多くは、男性からの“誘惑を避ける”ため、魅力を際だたせる髪をベール／スカーフで覆っている。なおイスラームの聖典《クルアーン》には、「ベール／スカーフで髪を隠せ」とは書かれていない。

髪を覆うベール／スカーフは、イスラーム女性のアイデンティティー、宗教心が篤い証しになっている。但し、シリアなど多宗教の国では、全員が覆うわけではない（キリスト教信者でも老人は覆う）。

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