《Syrian Arab Republic》

オリーブ石鹸屋
撮影場所:アレッポ


(2001年元旦撮影)

オリーブ石鹸が山積み
アレッポは、石鹸発祥の地として知られる

等級別に分けて陳列している。客に説明するために(中の緑色の度合いを見せるために)、縦切りにした石鹸を置いている。ちなみに縦切りにするために使う道具は、糸。これで容易に着ることが出来る。私んちでは、1つの石鹸(6cm×7cm×6cmくらい)で、約7ヶ月くらい持つ。




オリーブ石鹸

シリアのアレッポの熟練石鹸職人によって作られた100%無添加・無香料の天然石鹸。外側は、自然乾燥で飴色になるが、内側は鮮やかなオリーブグリーンとなっている。

オリーブは種ごと砕かれ、熱を加えずに圧縮させてオイルを抽出する。このヴァージンオリーブと、月桂樹から採種したローレルオイルのみで作られる。これを釜で3日間煮込み、倉庫の床で1年以上自然乾燥させる。この製法は、500年以上変わらず手作りをしている。

縦切りにしたところ

石鹸には等級がある。ノーマル(3級程度)は、ローレルオイル10%ほど含まれている。1等となると、ローレルオイルは40%にもなる。1等品は、月桂樹の香りが高いが、実用に向く高級品は2等のローレルオイル20%のもの、らしい。

原料のオリーブオイル(主成分@オレイン酸)は、ビタミンE・保湿成分のグリセリンなどが含まれている。ローレルオイルは殺菌消毒効果、発汗作用、肌や頭皮、フケ防止、消臭に優れた洗浄効果をもつ。








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