《People's Republic of China》

タイトル:猫の皮剥ぎ
撮影場所:廣東省廣州の清平路市場

毛を剥いでいる最中
(黒っぽい毛の猫ちゃん、でした)

斜め上が顔(人間の手と手の間に隠れている)。青い矢印は皮剥用のカミソリ。写真右下の赤い矢印は、剥いだ毛のかたまり。


猫肉を食す、というのは「動物虐待」と叫ばれます(犬も同様)。犬ほど臭みがなく、「猫肉」といわれなければ、食べられる味でした(私見)。猫は“マオ”と呼びます。

中国南部〜ベトナム北部に住む人々の中には、野生生物(野味)料理に目がない嗜好があるようです。近年、猫や犬はベトナムから輸入されるものも多いようです。日本では、猫は沖縄県でも食べられます。韓国では、猫は食せず、薬にするようです。

猫の下ごしらえ(皮剥ぎ)

猫を棍棒で2〜3回、頭部を殴って撲殺します。死んだ猫を熱湯に突っ込み、さっと茹でてから皮を剥ぎます。猫の毛は、非常に剥きにくい、とのこと。結構苦労していました。猫の毛をガスバーナーで焼く方法もあります。やはり猫も血抜きをします。猫肉は「灰色」でした。

※市場で買うときは、客が生きた猫を選定します。店員は客が選んだ猫を撲殺して、新聞紙などで包んで渡します。猫の皮剥は追加料金が必要。

猫肉は「猫肉の生姜焼き」や「猫鍋」、猫スープとかになっていました。広州の「野味香飯店」という有名な“ゲテモノ料理”レストランでは、蛇肉(龍)と猫肉(虎)と鶏肉(鳳)の煮込み(龍虎鳳大會)、もありました。

レストランのメニューに「虎」と書かれていたら“はくびしん”、「小虎」と書かれていたら“猫”だそうです。尚、ハクビシンの方がウマイ!そうです。ハクビシンのシャブシャブなんて、ありました。


2005年末のニュース:上海(中国)の屋台で、安価な猫の肉(1匹15元)を羊肉と偽って、料理として食べさせていたのが発覚した。猫肉に羊脂を塗ると、羊肉の味ソックリになったため、屋台関係者の間で広まったらしい。2004年頃から、上海市内の野良猫・飼い猫が激減したために、動物愛護団体が調査をして発覚した。※1元=約15円









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