《Greece / Hellenic Republic / Ελλασ》
エーゲ海☆サロニコス湾側 紀元前7世紀頃、ペリポネス半島の付け根にある古代コリントスは海上貿易の中継都市として繁栄した。当時は、舟を「台車」に乗せて地峡を越えていた。この時代から、ペリポネス半島とギリシア本土を切り離す形の「運河」をつくる構想があった、らしい。西暦67年、古代ローマ帝国の皇帝ネロが運河開削工事を開始したが、皇帝ネロの死亡で工事は中断された。 1830年、英・仏・露の保護下でギリシアは「ギリシア王国」としてオスマン帝国から独立を果たす。1882年、フランスの会社がコリントス運河の開削工事を始め、ペロポネス半島の付け根にあたるコリントスは、ギリシャ本土と切り離された。 1893年8月6日、コリントス運河が完成した。 運河の長さは6,343m、幅は24.6m、水深は 8m。地上から水面までの高さは最大で79m。橋から下をみると、立ち眩みしそうな高さである。 * コリンティアコス湾側 *
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