《République de Mali》

ニジェール河の風景
撮影場所: モプティ

ニジェール河(本流)

ニジェール河は、アフリカ西部を流れる総延長約4,180kmの大河。大西洋に面したギニア南西端(ギニアの山地)からマリを横断してニジェール共和国西端に入り、ナイジェリア中央部を経て、ギニア湾に注ぐ。アフリカでは第3位の長さ。

ニジェール河の上・中流地方では、金や岩塩の交易で10世紀以降より、ジュンネ、ガオ、トンブクトゥなどの交易都市ができた。ニジェール河流域では、ガーナ王国(8〜11世紀)、マリ王国(1240〜1473年)、ソンガイ王国(1464〜1590年)などが建国されて栄えた。15〜16世紀にはイスラーム教の布教の中心地になる。下流のニジェールデルタ地域では、14〜18世紀にベニン王国(現・ナイジェリア)が栄えた。

モプティ中心部は、ニジェール河の支流であるバニ川に面しているが、モプティ市内の外れでニジェール河と合流する。空路・陸路・水路と交通の要衝で、物資の集散地点となっている。現在も、陶器、織物、岩塩などの交易が行われている。

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モプティの対岸の村の女性

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モプティの対岸のモスク

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ニジェール河/バニ川(支流)の渡し船

対岸の村とモプティを行き来する船。人間の他、写真のような家畜(山羊など)、特産の陶器など、何でも乗せている。

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バニ川(支流)

ニジェール河(本流)とバニ川(支流)の合流付近。写真奥の緑色の水はニジェール河のもの、写真奥の茶色の水はバニ川のもの。









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