《Pakistan / Islami Jamahuria Pakistan》

カラコラム・ハイウェイ
撮影場所:北部ギルギット地域、フンザ

(1997年)

カラコラム・ハイウェイが開通する前の交易路は、パキスタンは通らず、中国(カシュガル)〜タリム盆地〜カラコラム峠 5,671m〜アフガニスタン、だった。馬やロバが主要交通手段だった。1970年代後半からアフガニスタンの政情は不安定になったため、パキスタン・ルートが開発された(そーだ)。中国国境から、パキスタン側の最終点 Takot までは、約700km。1978年に全線が完成した。

パキスタンの首都イスラマバードより、パキスタン北部のタコット Takot からギルギット経由で、フンザ川沿いを上がり、パキスタンと中国の国境《クンジュラブ峠》の 4,703m 地点を越え、パミール高原・タラム盆地を経由して、カシュガルに至る、壮大な交易道路を《カラコラム・ハイウェイ》と名付けられた。カラコラムとは、“黒い磔”の意味。

カラコラム山脈は、インドのカシミール地方北部にあるパンジャブ・ヒマラヤ山脈(ヒマラヤ山脈の西部を構成する山脈)と併走する大山脈で、7,000m級の岩山が100座あり、多くの大氷河群で構成されている。カラコラム・ハイウェイは、このカラコラム山脈の谷間をぬっていく。

カラコラム・ハイウェイの道幅は狭く、崖崩れも多い。またバスを狙った強盗も出る。だが車窓から見る景色は、ため息が出っぱなし、素晴らしい!






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