《Pyidaungzu Myanma Naingngandaw / Union of Myanmar》
インダー族の漁師 船の後方に立ち、片手と片足を巻き付けるようにして艪を扱い、自由な手で 籠のようなものを使って魚をとる「一本足漁法」。 毎年9月下旬ないし10月上旬に、三週間にわたるカラウェイ(筏祭り)が開催され、(里帰りした)神話上の鳥カラウェイを象った神船(巨大な筏)に乗せられた仏像が、湖畔の村々を回る。またインレー族の独特な漕ぎ方の、神船を祝うレースも行われる(2008年度は10/6と10/17)。 * 集落が少ないところの水は綺麗 水上家屋では人々は、炊事、洗濯、沐浴、排泄、ゴミ捨てなど全てを湖で行う。浮畑の栽培に化学肥料や農薬を使うこともあり、水質の悪化が懸念されているため、現在は有機肥料を使っているらしい。 水上農園 湖畔には、浮き草を束ねて上に土を持った浮畑(=浮畝)。浮き草が移動しないように竹竿を打ち込んで止めてある(新たな浮畑は政府によって禁止されているため、浮畑を移動することもあるらしい)。農繁期には、浮畑の中に作られた作業小屋で寝泊まりすることもある。 トマトの水耕栽培が一般的で、全国へ出荷されている。他に栽培されている野菜は茄子、ズイキ芋、苦瓜、胡瓜など。 * インレー湖畔最大の町;ニャウンシュエ インレー湖は、海抜1,100m、南北約17.7km、東西最大で約6.44km、平均水深2m(乾期)〜6m(雨期)、弱アルカリ性の水質の、ミャンマーで2番目に大きい湖である。インレー湖周辺には30以上の少数民族(モン族、シャン族、インダー族、パオ族、パダン族など)が住んでいる。 1941年の実測ではインレー湖は、南北約57.93km、東西最大で約12.87kmだった。周囲の山の森林破壊に伴う土砂が河川に流れ込み、河川から湖に土砂が流れ込んでいることが主要因とされる。沈泥や堆積物が湖の全体の4割を占める。湖畔の湿地帯化は進んでいる。 更に近年、雨期の最大水深は約1mほど低下している。 それゆえ、約500年後には湖全体が自然湿地帯になり、湖は消滅するとみられる。 |