オーストリア共和国
Republik Österreich / Republic of Austria

Bad Gastein
Felsenbad

オーストリア屈指のスキー場の山麓に涌く温泉。ハプウスブルク家、貴族・文化人も湯治に来ていた。

Bad Gastein 駅と、市営温泉プール Felsenbad

最寄り駅の Bad Gastein は左。市営温泉プールの Felsenbad は右。渡り廊下でつながっている。駅前はお土産屋が数軒、簡単な食堂が2〜3軒くらいと閑散としている。中心街は駅の下。

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市営温泉プール Felsenbad の全景

温泉プール

泳ぐにはやや熱いが、つかるには寒いプールで湯温は33度。岩山を一部刳り貫いているため、この部分は岩肌が覗く。このプールはゆっくり泳ぐ為にあるようで、皆、マタ〜リと泳ぐ。

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アクアヨガみたいな教室
(自由参加・無料)

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33度くらいの泡風呂

泡が出る場所は時間帯によって変わる

矢印はチューブ型滑り台
(大人も利用可能、滅茶苦茶楽しい!)

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子供用屋内プール

(写真奥右:チューブ型滑り台の着地専用プール)

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プール横には打たせ湯もあります(37度)

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屋外の温泉プール

湯温は39〜41度。勿論、屋内プールからつながっており、その通路は結構深くて泡風呂になっている。

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手前のプールは泡風呂で39度くらいで、屋外プールの中では最も人気があるプール。ちなみに奧のプールは水プール(競泳用のプール)で高さ1mの飛び込み台付き、推定25度。

背後の山はスキー場(夏は観光用ゴンドラとして稼働中)。

※スキー場はリフトが53基あり。スノーボードのワールドカップも開催される。

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全景

温泉プールの屋内施設はL字になっている

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最上階にあるサウナ

この階にあるサウナは温度と趣向が変わるものが2〜3室ある。サウナでは全裸。バスタオルを身体に巻いて入っても良いが、頭や足を含む身体全てが、座る台(または寝台)に直接触れてはならないため、バスタオルは敷かなくてはならない。

皆さん、バスタオルを敷いて、その上に仰向けになって寝ています。勿論、全裸でしかも男女混浴。壮観でんな。

※女性専用サウナもあった…狭い。

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屋上にある鉱石サウナ
(鉱石を惜しげもなくつかっている)

この温泉は、世界的に有名な「ラドン温泉」で、温泉場の鉱石は高値で取引されている。効能は、腰痛・神経痛・関節炎・皮膚炎・喘息などの鎮痛効果。日本の秋田県玉川温泉と同様の効果があるらしい。

ラジウム放射線等により、微量放射線効果(ホルミンス効果)が期待できる。そのため、この岩で作ったサウナは満員状態。



◆営業時間など
温泉プール Felsenbad
9:00〜21:00(無休?)
3時間券は15.5ユーロ(タオル等のサービスは別途有料)

※サウナに入る場合は、バスタオルがないと厳しい。
※湯温は季節によって3度前後、変わる(フロント嬢談)

場所・行き方

ザルツブルクの南、約100km。ザルツブルクからIC列車で約1時間半。最寄り駅(Bad Gastain)が一番上に位置する。駅前の山側がスキー場で、道を挟んで反対側が温泉プールがある市営施設 Felsenbad になる。ホテル街などは山腹〜山麓に点在している。山麓に、飲用温泉場や自然蒸気浴場がある。

ザルツブルク〜リュブリャーナ(スロヴェニア共和国)を結ぶ南北幹線にある。最寄り駅は Bad Gastein で、特急も停車する。

日帰り温泉施設など
飲泉所、自然蒸気浴場。入浴施設は市営 Felsenbad で。
泉質など
世界有数のラドン温泉。湯は無味無臭。
ロケーション:★★☆
山間にあり空気が綺麗。列車で気軽に行けるし入浴施設は駅前。
お湯のかんじ:☆
ラドン温泉なので、湯には特徴はないため温泉とはワカランが、よく暖まる。どのプールにも塩素がてんこ盛り入っているので塩素臭い。
全体のかんじ:★★
設備は万全だがサウナ以外は、温泉ランド風。



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2005年8月初@入浴
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2005年8月のレート:1 EUR = 138.51 JPY





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