ちょー楽しいぃ〜♪ 「温泉遊園地」
1985年、バーデン・バーデンのフリードリッヒ浴場の隣にオープンした総合大浴場(いわゆるクアハウス)は、広さ約1,000平方m、広々として清潔な施設である。7種類の水温が異なる大小の温泉プール(露天風呂も含む)、ジェットバス、洞窟っぽい風呂、6種類のサウナ&スチームバス、日焼けサロンなどの設備を整えている。 ※近年、日本の温泉地に建てられている《クアハウス/温泉センター》類は、この Baden-Baden Caracalla Therme が見本(というかコピー)になっているそうだ。例えば群馬県の草津温泉クアハウス。 * (2006年7月撮影) 露天風呂 天気がよいと最高に気持ちがいい。 カラカラ浴場 Caracalla Therme は、Baden-Baden のレオポルト広場 Leopoldsplatz から北東に通りを登ったところにある。メインストリートを抜けると、わかりにくいが壮麗なフリードリッヒ浴場 Friedrichsbad の建物があり、その隣がモダンな建物がカラカラ浴場 Caracalla Therme 。 * (2006年7月撮影) Caracalla Therme の外観 * Caracalla Therme の名称の由来は、古代ローマ帝国のカラカラ帝(マルクス・アウレリウス・セウェルス・アントニウス皇帝の通称名、188-217、在位211-217)が、大社交場カラカラ浴場を建設したことにあるそうだ。この温泉の源泉は1874年に発見されている。 Caracalla Therme は、ガラス張り外観の近代的な建物。ロビー2階には、3つの源泉《 Friedrichsquelle、Fettquelle、Murqelle 》が引いてあり、飲用可能というか飲み放題(ややしょっぱい)。 Caracalla Therme の1階はフロントや売店。2階は水着を着用しての入浴所(ここに露天風呂もある)。3階は男女混浴のすっぽんぽんサウナゾーン(水風呂の他、小さいながら温泉風呂もあり)。3階から外に出たらログハウスのサウナが2つある(ここも男女混浴全裸サウナ)。 2階の室内浴槽は、中央に34度位の「円形大温泉プール」があり、塩素臭を感じる。中央の円形大プールでは定期的に、インストラクターの指導で水中アクア教室(エアロビ)も行われ、これは参加自由。どうやらリハビリ治療らしい。他に打たせ湯、怪しい雰囲気のアロマ付きミストサウナがある。 露天風呂は、大きな温泉プールの中に小分けしたプールがある。ここは館内のプールと湯続きになっている。定員8名くらいの小さな浴槽は、定期的に超強力な噴射型のジャグジーになる。即座に全身マッサージだが、ゴボゴボ度合いが半端ではないので、溺れそうになる。 ドイツの温泉、狭義的には日本で言う「温泉ランド」には、必ず、Whirlpool なる、渦巻き型マッサージプールがある。直径3m程の円形浴槽(水深は1m程)。一定の時間になると脱水機が回るような強い水流がおきる。お客さまは浴槽の縁に掴まって水流に耐えるか、流れに身を任せる。いづれもお客は、えらく楽しそうである。ジジイもババアも童心にかえっているよ。 2階から入れる食堂もあり、ビールがのめる。 3階は《混浴のすっぽんぽんサウナゾーン》である。この階では、水着を脱いで入り口のフックにかけておかなければならない(更衣室はない)。サウナに入る時は、持参した大きなバスタオルをサウナの床に敷かなければならない。サウナは、中温から高温まで様々な温度があり、ミストサウナ、サンルーム、も。サウナ室の周りにあるデッキチェアには、仰向けに寝そべっている老若男女がいたりする。 「足浴」専用浴槽もあり、自動足裏マッサージジャグジー付き。片隅に、まともな温度(38度位)の小さめな浴槽がある。全裸ゾーンの浴槽ゆえ、日本での温泉感覚で《混浴》を楽しめる。ドイツ人の老若男女の裸体付きの大サービス!うほほほぉ〜♪ なんとも楽しい大浴場であるが、観光客が多いのがタマにキズかな。。。。 * (2006年7月撮影)
■カラカラ浴場 Caracalla Therme ※2002年4月現在の基本入浴料:11ユーロ(2時間)
---------------------------
1998年7月初@入浴 2006年7月初@入浴 --------------------------- 1998年7月下旬のレート:1 DEM(German Mark) = 77.36円 2006年7月上旬のレート:1 EUR(ユーロ) = 約147円 |