ハンガリー共和国
Magyar Köztårsasåg / Republic of Hungary

エゲル

ワインの産地で有名な地にも温泉が点在する

公園入口
(屋外温泉プールはここから入場)

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屋外温泉プール
(36〜38度くらい)

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温泉口はかなり温かいので(推定41度)混雑


エゲルの温泉公園近くにあるホテルのシャワーは、温泉をそのまま使っているようで、私が泊まったホテルのシャワーも、温泉でしたわん。

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1610年に建てられたトルコ式風呂

狭いのだが、天井がドームになっているため広々とした感じ。ドームには採光口はないのだが、金張り! 格子状になった窓からこぼれてくる光がまぶしい。

八角型の浴槽(大小)が2つ。長方形の浴槽は、底から温泉が湧き出ている。ここの湯温は28〜32度と低い。

八角形の浴槽を挟んで反対側には、八角型の浴槽とは別の源泉からひかれている医学療法用のウェイトバス(重石をつけて入浴する)があり、35度と38度の浴槽がある。この2つは他の浴槽とは異なる源泉(アンドロナカタールヤ)から引いている。

いづれの浴槽も、1時間あたり全体の5%の湯が自動的に入れ替わっているシステムになっている。


◆営業時間など(変更多し)
公園に入る費用が400ft。トルコ式風呂は別途300ft徴収。
月〜金は8:00〜18:00時、土は14:00〜18:00


場所・行き方
ブダペストの北東にある古都エゲル。エゲル川のほとり(ほぼ中心部)にある公園内で、国鉄エゲル駅前から2km。町の中心部から東南へ1km以内と容易。
泉質など
炭酸水素、カルシウム、硫酸、ナトリウムなど含む。リューマチ、関節炎、慢性神経痛、婦人病に効果あり。硫黄臭あり。湯量豊富。エゲル市内のホテルのシャワーの湯は、この温泉を利用しているところが多い。
ロケーション:★☆
緑豊かな公園の中にある。ただプールがあまりにも殺風景で…
お湯のかんじ:★★
硫黄泉。お湯の温度は32〜39度。全体的に温度が低いが温泉口周辺は暖かい。硫黄臭が温泉を感じさせる
全体のかんじ:★★
ぼちぼち

※温泉の数はハンガリー国内で1,000ヶ所以上、首都ブダペストには123ヶ所の源泉と、50ヶ所以上の浴場がある。



■ハンガリーの温泉文化

ハンガリーの国土の8割にあたる地域に、温泉の水脈がある。温泉として活用されているのは1289カ所。医学療法施設が主要温泉には必ずある。

2000年ほど前、ハンガリーを制圧したローマ帝国(温泉大好き)は、各地にローマ式の公衆浴場を建設した。ローマ帝国の滅亡とともに温泉文化は衰退するが、16世紀から17世紀にかけて、オスマン帝国がハンガリーを支配すると、再び温泉文化が開花する。

オスマン帝国はトルコ式温泉施設(ハマム)を次々と建設。また19世紀にハンガリー帝国(オーストリア=ハンガリー二重帝国)が復活すると、今度はヨーロッパ式の温泉施設が次々と建設され、現在の「温泉都市」を形成した。




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2002年9月@撮影
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2002年9月のレート:1HUF(Hungarian Forint )= 0.47 JPY


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