マレーシア
Malaysia

Poring

ボルネオ(カリマンタン)島の密林に湧く温泉


露天風呂1

屋外の温泉

第二次世界大戦(日本占領時代)時に、日本軍が開発した。日本軍は、古代ローマ帝国と同様(?)、温泉が湧き出る所を探しては「駐屯地」にしていたようで(台灣・タイなど)。

私が最初にこの温泉を訪れた時は、しょぼい浴槽が3〜4個あったくらいだったが近年、大整備した。

丘陵を利用して作った屋外風呂群は、4つ葉のクローバー型に区分けした浴槽ブース(2人用)が7つ、大きめの浅い浴槽(5人用)が1つ、どれも地中に埋まっている型(計28個の浴槽;1999年現在)。屋根はなく全くの露天風呂。

入浴の際、水着 or 短パン+Tシャツを着なければならない。更衣室完備。石鹸類の使用は不可。

各自、空いている浴槽にお湯(と水)を入れて入浴。使用後は浴槽の栓を抜く仕組み。蛇口をひねってから浴槽に湯がたまるまでは結構時間がかかる。温泉の達人(^_^;は、お湯(温泉)のみを注水し、冷めるのをまってから入浴している。

《壺型の浴槽》で浴槽は深い。浴槽の床に座ってくつろぐと、よほど座高が高くない限り、顔は浴槽内に埋まったままになってしまいます。だから他の浴槽は見えないが、歩行者からは丸見え。

地元のマレーシア人で、土日は混んでいる。非常にぬるいお湯につかりながら、楽しそうに入浴しています(^o^)1つの浴槽には、1グループが占有する仕組みで、“相席ならぬ相風呂”はありません。

虫がめちゃめちゃ多く、どいつもデカイ。湿度(外気)も高いよ。

公園内には、ホステル(ドミあり)、キャビン、キャンプ場(自炊設備完備)がある。温泉横からスタートするトレッキングルートには、《キャノピーウォーク》という観察用吊り橋(150m)がある。下に渓流が流れるなど地形が変化に富んでいて、ジャングルは深く、満足。

公園内には、世界最大の花ラフレシアが咲くポイントが2カ所ある。

◆料金
キナバル国立公園入場料:2RM(公園内の宿泊施設の宿泊者は無料)は必須
●屋外風呂:無料
●屋内風呂:有料
スタンダード(浴槽・シャワー付)15RM/1時間/室、デラックス(ジャグジー付浴槽、シャワー・トイレ付き)20RM/1時間/室

◆営業時間
屋外風呂:24時間(ただし公園内に泊まっているのみ。夜間はゲート閉鎖の為)、無休。屋内風呂:7:00-18:00、無休

源泉

源泉
《温泉卵》はつくってはいけません、って

場所・行き方

東南アジアの最高峰キナバル山(4,101m)の北約30kmに位置する温泉。キナバル国立公園内のジャングルある。コタ・キナバルからサンダカン方面行きの公共バスでラナウへ。ラナウからポーリン温泉行きのミニバス(約18km)が出ている。土日は本数が多い。

日帰り温泉施設など
キナバル公園内
泉質など
硫黄泉。源泉の温度は49〜60度。かすかに緑かかった透明。匂いは硫黄臭だが、ほとんど感じない。
ロケーション:★★☆
ジャングルの中にあるが、露天風呂の一画は整備された公園。空気が気持ちよい。だが、いわゆる温泉情緒はない
お湯のかんじ:★★★
お湯はサラサラ
全体のかんじ:★★
設備は万全。風呂が総タイル貼り、無機質なのが残念。風呂が木ならどんなに良かったか、、、。ただし公園内施設の宿泊者しかいない夜は、抜群に雰囲気はいい

◆歴史
第二次世界大戦(日本占領時代)時に、日本軍が開発。近年はキナバル公園の一部として整備された。



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1999年11月中旬@入浴
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1999年11月のレート:1 MYR(Malaysian Ringgit) = 27.41 JPY


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