トルコ共和国
Türkiye Cumhuriyeti / Republic of Turkey

Bursa

オスマン帝国最初の首都ブルサは温泉の町

カラ・ムスタファ・カイナルジャ
(女性専用の浴槽付きハマム)

カラ・ムスタファカプルジャ(女性専用の浴槽付きハマム)は、イェニ・カプルジャ(男性専用の浴槽付きハマム)の横にある。ハマム内部は大理石造りで重厚だが、外観はボロい。

12畳ほどの大きな浴槽と洗い場が2つ。垢すり用の別棟がひとつある。身体をどっぷりつかる湯船はない。方々にある湯溜まりから湯を汲み、温泉熱で暖められた大理石の上に座り、温泉を身体にかけながら洗うのが一般的。

温泉の湯量は豊富。湯温も40度ほどと実に良い湯加減。ハマム(サウナのようなもの)なので換気はほとんどされない。浴室は湯気と温泉の軽い硫黄臭でムンムンしている。

広々とした更衣室。ロッカーは三方にある。更衣室の中央は休憩所。風呂場でのぼせてきたら、この休憩所で、だら〜とする。活気のある地元民ばかりの庶民的なハマムである。

浴槽も客もこんな感じ
(昔の絵;出所は不明…)

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イェニ・カプルジャ
(男性専用の浴槽付きハマム)

1552年、シュレイマン帝時代の宰相リュステム・パシャによって建てられた。玄関から中を覗いたが、重厚な内装だった。


●ハマムに持っていくもの(イスラーム圏のハマム共通)

(1)体を隠す布。胴体部分が隠れれば問題なし。
(2)タオル、石けん、シャンプー。日本製のシャンプーや石けんは、地元ねーちゃんから羨望のまなざしらしく、「使わせて!使わせて!」とよってくるよん。
(3)ミネナルウォーター等の飲料水。脱衣所で甘い水のサービスを行うところもある。風呂から出たら脱水状態になっている自分…。
(4)あればカップ。これはハマム室内にある湯溜まりから、湯をすくって身体にかけるために使う。地元ねーちゃんは快く貸してくれるが、持っていると便利。ミネナルウォーターのペットボトルの上を切ったもので、十分。

※中近東のイスラームの女性は、脇毛も下の毛(マ○毛)は完全に剃る風習がある。その風習がない日本人は「剃る」ことを、熱心に進められる。

更衣室
(管理人母娘。母は垢すりもやる)


◆営業時間、料金
7:00〜23:00で原則無休。4,000,000TL、垢すり3,500,000TL

場所・行き方

キュルデュル(新温泉)は、ブルサの中心街から徒歩30分くらい

泉質など
源泉は47〜58度。硫黄、重炭酸塩、ナトリウム、カルシウム、マグネシウムなどをたっぷり(1L/1164mg)含む、pH6.6〜7.2のミネナル泉。飲用可能。リウマチ、婦人病、皮膚病などに効能がある。
ロケーション:★★
アーチが連なる大理石製の風呂。大理石の床は、温泉熱でポカポカしてて気持ちいい
お湯のかんじ:★★
やや粘り気のある湯。ほのかに硫黄の香りがする。飲用可
全体のかんじ:★★
庶民的な温泉ハマム。地元のおばちゃんと垢すりしあったり、と、楽しい時間を過ごせる

■ブルサの温泉

町の西5kmのところのチェキルゲ(旧温泉)と、町から西へ3kmのキュルデュル(新温泉)がある。旧温泉はローマ帝国時代から湧く温泉。新温泉はオスマン帝国時代に発見された温泉。

イェニ・カプルジャ入口前の坂を下りきったところに、「カラ・ムスタファ・パシャ」という家族風呂をメインにしている浴槽付きハマムがある。ここはブルサで「最高泉質」の温泉が出るとのこと。

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2004年5月@入浴
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2004年5月のレート@100,000 TRL(Turkish Lira)= 7.67 JPY


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