アイスランド共和国
Republic of Iceland

ケリズ火口湖温泉

北部ミーバトン湖近郊

火口湖が湯船♪

「ヴィディ」と呼ばれる「エメラルド色」の火口湖。※私が訪れた8月下旬の雨時では乳白色になっていた。約3,000年前から休火山らしい。直径200m、火口までの深さは55m。

非常に硫黄臭い。ガイド本によれば1週間は身体から硫黄の匂いは消えず、水着から匂いが消えるのは1年以上かかると言う、が3日間で消えるヨ。火口湖へ下る道は温泉の成分である「泥」でぬるぬるしている。温泉の温度は気温に依存している。8月末は冷たい。

シャワー等の施設は全くなく、火口湖(温泉)への登り降りで、手足は泥泥になる。

火口へ降りていく

乳白色ですよん(本来はエメラルド色)


◆営業時間
24時間無休、無料。照明施設やシャワー施設など一切なし。

ロケーション:★★★
荒涼とした溶岩原の中。ココへ行くにはツアーしかない。火口湖の中の空気はヒンヤリ。開放的というか閉塞的というか…しかし気持ちよい。いわゆる温泉情緒はないし、見せ物状態にはナルが…
お湯のかんじ:★★
お湯は粘着っぽい。硫黄の匂いが凄い。ガイドは「コバルト成分が入っている」と言う。
全体のかんじ:★★
シャワー設備等なし。「火口湖&溶岩台地の真ん中」というもの珍しさ、がいい

周囲(火口湖から90kmまで)は、木が1本もない、ほとんど雑草のない、世界最大規模の溶岩原。地球でもっとも月面に似ている場所でもある。ここの溶岩は、薄茶色で非常に軽く、モロい。

「アポロ11号」の宇宙飛行士らは、月へ行く前、この地で《月面歩行》の練習をした。実際に月面を歩いた宇宙飛行士は、この溶岩原と月面は、本当にそっくり、だったそう。

溶岩

アスキャの溶岩源の溶岩



アイスランドの温泉

アイスランドは島国で、約1割が氷河に覆われている(北極圏に接したところ)。島を横断する形で火山帯があり、現在でも約3年に一度、どこかの火山が噴火している、ようである。そのため天然温泉が至る所にある。もれなく硫黄泉。

9世紀頃、ヴァイキング(ノルウェー)らが住み着く。現在に至るこれら居住地(集落)には、もれなく温泉が湧き出している。居住地には必ず温泉プールがある。もっとも温泉が湧き出さないと、寒すぎて住むことは不可能と思われる。

アイスランドでは、地熱を利用した発電や都市暖房が一般的。 地熱で暖めた温水を利用した温室栽培(野菜やコーヒー豆など)が盛ん。





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2000年9月初旬
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2000年9月のレート:1ISK(Iceland Krona)= 1.32 JPY


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