三段から成る温泉滝(矢印) アンマンから南西へ約58km(死海から約10km)。アフリカ大地溝帯に属するヨルダン渓谷にある温泉。海抜はマイナス120mの荒涼とした山岳地帯に湧く硫黄泉。火山帯ではないが地殻変動が活発なため、温泉が湧くのだ。 古代パレスチナの王で建築マニアだったヘレデ大王(在紀元前37〜紀元前4)も湯治したといわれる由緒ある湯治場で、聖書では Belemounta と記されている。 温泉滝は25m級のものが2本あり、どちらも41度前後のエエ湯加減。これとは別に65度の温泉などを含めて、川沿いに109箇所の源泉から温泉が湧いているため、河口(死海)でも温泉を楽しめる。 * 1本滝の方の全景 * 25m級の天然の温泉滝 湯温は推定40度前後。外気温が15度くらいだったので丁度ヨイ湯加減である。滝から直接打たれる打たせ湯も、なんとか我慢できる力(かなり痛重い)。湯船は3段からなっている。上の湯船の湯が下に流れる仕組みだが、高低差もあるため、これも打たせ湯になる。硫黄泉なので岩には硫黄がこびりついている。 * 水着着用の混浴風呂だが、地元のおばちゃんは、服着てベールしたままご入浴。うたせ湯もしていたのに、ベールはちーっともズレていなかったのに吃驚。 * 天然洞窟の源泉サウナ 訪問時の室温は推定55度前後と低いが、温泉で温まればやがて汗は出てくる仕組み。ただし夏は速攻で汗が出ると思われる。 滝壺裏の天然洞窟サウナの奥 奥からも推定65度くらいの源泉が湧き出ている * 65度の温泉場 さすがに熱すぎ * 65度の温泉場の表示
|