モンゴル国
Монгол Улс / Mongolia

ホジルト温泉

ウブルハンガイ県ホジルト
モンゴル No.1の設備を誇る温泉保養施設(だった)

湯治施設(サナトリウム)

1階が泥風呂、2階が浴槽風呂
サウナのようなミストは別棟にある
針治療やマッサージもある

首都ウランバートルから西へ約400km。ウブルハンガイ県ホジルトの町の外れにある。敷地内には、温泉病院1軒、湯治客専用宿泊施設1軒、ホテル1軒、廃墟多数である。かつては湯治客で賑わっており、施設内には小さい遊園地もあった。だが、共産主義体制が崩壊した直後の、補助金カット、ホジルト空港の閉鎖などもあって客は激減した。しかし今でも近隣の遊牧民からの人気は絶大で、湯治客でそれなりに賑わっている。

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源泉


風呂桶

なんの情緒もありませぬ

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お湯の感じ

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こういう感じで並んでいます

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こんな風呂桶もある
(懐かしのチェコ・スロヴァキア製)

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泥風呂

係員のオバちゃんは、まず台の上にビニールを敷き、その上にかなり濃い灰色の泥を乗せる(写真は乗せているところ)。バケツ1杯分をまんべんなく、こねながら伸ばしたところで、患者を泥の上に横たわらせ、さらにバケツ1杯分の泥を、患部の肌(患部)に乗せ、上から毛布のような布をかける。

じぃ〜っとするところ約15分間。段々からだが暖まってくる。

時間が経つと、先のオバちゃんが身体の泥を落としてくれて、硫黄の臭いプンプンの温泉シャワーで洗い清めてくれる。

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温泉病院(手前)、湯治客専用宿泊施設(奧)

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ホテル

一人10,000Tg(千円弱)、ボロいが許せる範囲

モンゴル人料金が存在し、湯治専用宿舎で3食付・温泉入り放題・診察込みで、1日8500Tg。学割もあるらしい。外国人観光客は、ホテルに宿泊させられ、1日10,000Tgで食事無しだが、温泉には(原則として)医師の処方箋があれば入浴可能(ホテル代込み)。

通常、4月末〜9月中旬まで営業している。

場所・行き方
首都ウランバートルからの直行バスは、月・水・金の午前中出発のみ。所要時間は約10時間。近隣の都市ハラホリン(カラコラム)までは毎日バス便があるので、ここから乗り合いジープで行けば良いが、いづれも午前中に出発。私達は首都ウランバートルからチャーターした車で行った。
泉質など
硫黄泉(詳細不明)。やや緑っぽいが無色透明。匂いは硫黄そのもの。とてもキツく20分間以上の入浴は湯あたりするかも。泥も治療に使っている。
ロケーション:★★
場所は後方に山があるごく普通の景色、川沿いにある。寂れた感じ、共産党時代を懐かしむ感じがまた良い(かも)
お湯のかんじ:★★☆
硫黄臭強烈な温泉。かなり熱くてキツい
全体のかんじ:★★☆
治療としての入浴施設なので情緒なし。湯冷めしないので、温泉を出てから“あ〜温泉は気持ちいいなぁ”と実感する。適正入浴時間は15分間らしい





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2005年4月@入浴
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2005年4月のレート:10 MNT(Mongolian Tugrik)=0.96 JPY


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