タイ王国
ラート・チャ・アーナーチャック・タイ / The Kingdom of Thailand

Klong Thom
(通称:ナムトクローン)

南部;Krabi 近郊にある石灰棚の天然温泉

温泉全景

温泉の上部
(渓流全体が露天風呂)

バンコクから南へ約1,000kmに位置するクラビー Krabi 近郊、といっても、クラビーから更に約70km。温泉は、山間の渓流。山肌を流れるこの渓流全体が温泉。石灰棚が続く渓流の温泉は、大小13の石灰棚が天然の湯船で底は砂利。湯加減は実にいい感じ。

温泉全景

個室入浴の施設はないようでしたが、トイレや更衣室は完備。どうやらここを温泉公園にするようで、遊歩道などを造っている最中。一帯の道路は完全舗装された。

渓流(温泉)には多くの石灰棚があり、人が立ち入れる部分の渓流の全長は、およそ25m。山肌を流れるため斜度がかなりあります。この渓流(温泉)は、下部の大きめの川と合流。石灰棚がそのまま湯船になるが、深さは40cm-90cm程度。ちょうどいい深さ。

下部の川は、まったく普通の川。しかも、晴天続きの日でも川は濁っているので、川に入るには勇気は必要、かな、っと。

石灰棚

渓流(温泉)から川へ流れる合流地点付近

下部の川に入るには躊躇しましたが、ふとタイ人を見ると、急傾斜の合流地点にて「打たせ湯」をしているではありませんか。

そう、最後の合流部分は「1mくらいの滝」になっています。
打たせ湯の誘惑に勝つことが出来ず、我が身を嫌悪した濁った川に立ち(正確には合流地点にあった丸太に座りました)、渓流が流れる岩肌に背中をもたれて“打たせ湯ゅ〜う”。極楽・極楽・極楽、でした。

石灰棚が始まるところ
(湯温は高め)


◆営業時間、料金
駐車料金10B、入場料は無料。
どうもここを「温泉地」としてアピールするためか、大々的に整備工事に着手し始めていました。

※2004年3月の情報では、入場料が40Bを毟りとるが、2007年1月には90Bに値上げした。営業時間は不明(かつては24時間無休)

場所・行き方
クラビーから南東へ。トラン Trang に向かう国道4号線を南東(トラン方面)へ走ると約60kmの所にクロントム Klong Thom という町があり、ココを左折して国道4038号線に入る(4038号線の表示看板あり)。4038号線を200mほど入ったところで左折(4038号線右手にある白赤の鉄塔の手前、左折したらその道の右側に小さい仏塔がある)。ゴムの木の林を抜けながら、道なりに約7kmを走行。右手に“Hot STREAM ”と英字看板があるので、ここを右折して約2km。どん詰まりに温泉の駐車場がある。私は、クラビーで120cc位のバイクを借りて行ったが、道も表示も良いので容易だった。

公共系の乗り物を使う場合、クラビーからクロントムまでバス。
クロントムから温泉まではソンテウ(乗合ピックアップトラック)が出ていましたが、頻繁ではないよう。欧米系の旅行客がレンタカーで時々来ていたので、ヒッチは可能かと思う。あなたの運次第。
泉質など
カルシウム炭酸水素塩泉、pH6〜7
色は透明感のある薄い緑色で仄かに硫黄臭。渓流露天風呂の推定温度は38〜40度で、水などで薄めていないと思われる天然のもの。源泉は、渓流のかなり上流のジャングルの中と思われるが、鉄条バリケートが厳重に張りめぐされているので、探索は断念。地図上では結構離れている。
ロケーション:★★★
山の渓谷で清々しい、石灰棚の“個人風呂”がいい〜。
お湯のかんじ:★★★
やや硫黄臭くとても澄んでいる湯でやや青色。湯は38〜42度と実に日本人好み。
全体のかんじ:★★★
設備はあるような、ないような。私が訪れた時は更衣室はなし。木陰で着替える。風呂の周囲を人工的な施設を建設中(更衣室とかトイレのようなもの)。



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2002年4月@入浴
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2002年4月のレート:1 THB(Thai Baht)= 3.05 JPY


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