タイ王国
ラート・チャ・アーナーチャック・タイ / The Kingdom of Thailand

Muang Paeng

北部;Pai 近郊

滝

Muang Paeng 源泉から流れ出る“滝”

北部メーホーンソーン Mae Hong Son から国道1095号線を、東南(チェンマイ方向)へ約120km、チェンマイから約220kmにあるパイ Pai の近郊、約38km南にある温泉。温泉は山間の田園地帯にある。ちゃんとした入浴施設はない。

源泉に近づくと、幾筋になる“湯溜まり”があった。周辺の石は白く凄い硫黄匂い。湯溜まりを追っていくと、湧き出た温泉は幅3m×高さ1mほどの落差がある“滝”になって流れ落ちる。

もっとも湯量が多くはないので、一般的な“滝”という感じではないが、切れ間なく温泉が流れ落ちている。硫黄なのか石灰なのか、固まったものがツララのようになっていて、さながら鍾乳石のよう。

源泉&温泉川

川底からも噴出しているが湯量は少ない

*

これが風呂になる部分

温泉は上流(写真上)から流れてくたもので、約1km下流。とてもいい湯加減。だが、水田からの水が流れ込んで濁っているので、気分的に×ゆえ入浴は断念したが「足浴」だけはした。

根性があれば、温泉川沿いに下って(バイク不可)、いい湯加減の場所を探せば、全身浴も可能と思われるヨ。地元民は、この温泉水をバイクを洗うために使っている。

◆営業時間、料金
24時間無料

場所・行き方
パイから貸しバイクで行きました。公共交通機関はなし。パイから国道1095号線を、約12kmほど東南(チェンマイ方面)に走ると、92kmポイントの表示&タイ語のみの表示の看板が乱立している交差点がある。ここを右折しておよそ22km走る。この22kmの道路の大半はコンクリート塗装の緩やかな起伏があるものの、走りやすい道路。国道1095号線からこの脇道に入って「4つ目の橋」を渡る、すぐ手前を左折する。この交差点には“Hot Springs”の英文看板あり。ただし看板は見つけにくい。橋の手前を左折して入った道は、未舗装&コンクリート舗装混合で幅2.5m程の道。約1km先の右側に温泉がある。
泉質など

硫黄泉。色はやや白濁した水色。湯量はさほど多くない。強烈な硫黄臭で源泉の温度は約90度以上。源泉は、盆地状の野原にある。ここの地底からじわじわ〜っと温泉が湧き出て、いくつものの“湯溜まり”が出来ている。湯溜まりは、数m後になかなか見事な“滝”になり、その下流約150m付近でようやく入浴できる温度になるが、その川は周辺の用水路からも水が入るため、純粋な温泉ではなく水も濁っている。

ロケーション:★★☆
山間の田園地帯、秘境っぽくて雰囲気はある。源泉に滝っぽいのがあるのもいい感じ。
お湯のかんじ:★★☆
硫黄臭がキツくやや白濁。これぞ温泉!という湯。日本で例えれば「草津の湯」
全体のかんじ:★★
設備なし。肝心の入浴が出来ないため、大減点。誠に残念。

付近の景色

源泉と付近の景色

温泉横を通る道路からの景色。焼き畑農業をやっている。源泉は、道路より一段高い所にあるので、硫黄臭&湯煙がなければ、なかなか判りにくい。矢印の部分が、硫黄等で盛り上がった部分(冒頭の写真)。



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2002年4月@入浴
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2002年4月のレート:1 THB(Thai Baht)= 3.05 JPY


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